いつものぞいていただいている皆さんには周知のことだと思うけど、ワシャは環境問題について興味を持っている。
以前に、社の環境部門に配置換えになったときに趣味にしてしまったのだ。そしてワシャの読書の師の教え「フラットな気持ちで本に当たれ」「300冊読めば専門家」を実践した。
このために地球環境問題では、声がでかいのも含めて、社内で一番うるさい男になってしまった。
さて、このところの大雪である。コラムニストの勝谷誠彦さんも「命にかかわる雪害」と表現して、現状を危惧しておられた。確かに雪の多い地方では、何十人もの方が雪のためにお亡くなりになられている。行政は一刻も早い対応をしなければならない。
ワシャの書棚に300冊ほどの環境関連本がある。アル・ゴア『不都合な真実』(ランダムハウス)に代表される地球温暖化を煽る本から、地球温暖化を否定する本まで、それらをフラットな気持ちで読んだつもりだ。
対局本を読めば読むほど、ワシャの考えは「地球は温暖化していないのではないか」と考えるようになってきた。なにしろ、温暖化論者の説は論拠が薄く、あるいはIPCCの捏造に近いデータをベースにしているので、とても怪しい。今回の福島原発で身にしみたと思うが、そもそも大本営発表のデータなど、都合のいいように造られたものばかりなのである。
それに対して「地球は温暖化していないのでは」と疑問を呈する科学者たちの論には説得力があった。だから「もしかしたら地球は寒冷化しているのでは……」と思うようになった。
この日記でも、2008年5月21日以降「寒冷化」を取り上げている。まぁ時間の無駄だと思いますが、日記の一番上の検索機能をつかって「寒冷化」を検索してみてくだされ。22日分ほど出てきますぞ。
そんな駄文を読むよりも東京工業大学の丸山茂徳教授が上梓した『「地球温暖化」論に騙されるな!』(講談社)のほうがためになる。
先生は「地球の温暖、寒暖の因は太陽活動にある」と言われる。これはごく当たり前のことなのだが、温暖化論者の議論からは太陽がすっぽりと落ちているのだ。今、地球全体を寒くしているのも黒点数の減少と密接につながっている。むしろ中部大学の武田邦彦教授が言われるとおり、二酸化炭素をどんどん出して地球を暖めなければならないのかもしれない。
武田教授が『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』(洋泉社)で「ペットボトルはリサイクルせずにどんどん燃やせ」と言った時、「あいつはバカだ」と大笑いした原子力発電推進派の科学者が数多いた。彼らにとっては(アル・ゴアもそうなのだが)地球が二酸化炭素による温暖化で危機に陥るぞと叫ぶことで、二酸化炭素を出さない原子力発電を推進することができ、原発利権にうま味がでるのである。要するに金儲けのために声高に「地球温暖化」を主張してきた。
しかし、福島原発は、原発推進派が断言したようにはならず、爆発してしまった。その後も、放射能がどう拡散するのかを関係者たちはSPEEDで知っていたにも関わらず福島県の皆さんに公表しなかった。
しかし、武田教授はドイツの気象会社の出している拡散情報を自身のブログでいち早く紹介し、政府の発表した同心円以外の地域にも危険なところがあることを国民に知らしめた。
どっちを信用したらいいかよくわかるでしょ。