ランキン グー!

 オモロー!な本を見つけた。『都市データパック2008年版』(東洋経済)である。全国806市区の最新データが見開き2ページに網羅され、住みよさランキングが全自治体にふられている。
 例えば夕張市。市長が藤倉さんで議員は9人、市名の由来は、アイヌ語の「ユーパロ(鉱泉の湧き出づるところ)」から転訛したという。なーるほど。
 人口は1万2631人、減っていますね。公債費負担比率は19.1%、思ったよりいいじゃん。経済状況を示す天気予報は土砂降りで、景気の動向を示す矢印は真下を向いている。住みよさランキングは総合779位、夕張よりもっと下がいるのか……
 下がどこなのか探した。
 歌志内市(北海道)784位、南房総市(千葉)780位、津久見市(大分)781位、室戸市(高知)782位、南城市(沖縄)783位となっている。
 全体の傾向としては想像通りだった。関東、東海、関西にかけて上位の自治体が多く、北海道、九州に下位の自治体が目立つ。
 面白いのは千葉県、第2位の成田市とワースト5の南房総市がある。千葉県は北高南低の傾向が強いようだ。
 愛知県では刈谷が9位、大府が16位、日進が17位、安城が22位、小牧が29位、西尾が32位、名古屋が33位となっている。
 ワシャの住む西三河の都市が上位に入っているが、実際に住んでみると、それほど住みよさは感じられない。街には外人があふれかえっているし、その所為ばかりでもないのだろうが犯罪が増えている。車ばっかり多く、公共交通機関は不便極まりない。それに平らな地形が禍して、風光明媚とは程遠い風情のない町である。ただ生きるにはためにはいいところかもしれないが、良く生きるためならよほど南房総市津久見市のほうがいい町だと思うのだった。