宴席で履物を忘れないように

 夕べは地元の中学校の関係者(PTA、同窓会、地元町内会等の役員と教員たち)が集まっての宴会があった。「地域からのバックアップもよろしくお願いします」という学校サイドの思惑もあり、年に1回市内の料亭を借り切って開催する。
 冒頭に20分ばかり中学校の現状報告があった。
「学区内の治安が悪化しており、地域での見守りが必要だ」
「手におえない生徒が若干名存在し、彼らが学校を掻き回している」
「外国人生徒への対応がかなり負担となっている」
生徒指導の先生の声は悲痛な色合いを帯びていた。
 町内会長たちからも学校の指導に対して厳しい意見が出されていたが、それでも目の前にご馳走が並んでいるので、長引くこともなく時間通りに終了した。あーよかった。
 そして宴会が始まった。暑い日だったのでビールがよく売れた。少し腹がきつくなりだした頃、酒好きの町内会長が芋焼酎の一升瓶を出した。このあたりからメーターが上がりはじめた。この芋が美味かったんですな。美味かったのでついつい呑みすぎた。当の町内会長は潰れてしまって、ワシャが担いで玄関まで送っていったほどだ。結局、その人は靴が特定できずに裸足で帰って行った。
 ワシャはPTA役員の皆さんと二次会に流れ、結局、午前様になったらしい。でも靴はきちんと玄関に並んでいたので履いて帰ってきたようだ。(ホッ)