帰りの新幹線でも大騒動?

 午後5時26分発の「こだま575号」に乗車。14号車2列Bに陣取る。昼食会のメモを見ながら、思い出したことを追記しておく。
 品川、横浜を経ても車内は比較的空いていた。小田原あたりまでであらかたメモを終了し、鞄の中から、田中優地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか』(扶桑社新書)を引っ張り出して読み始める。
(読書中読書中読書中)
 こりゃぁダメだ。環境原理主義者のオカルト本だった。「1999年7月に天から大王が降りてくる」という類の話になっているのだ。
 ワシャは現時点では地球温暖化論も地球温暖化懐疑論も両論を読みこんで考えようと思っている。だからアル・ゴア武田邦彦も厭わずに読んでいるのだが、どうも地球温暖化論者に根拠のないヒステリックな意見が多いように思う。
 オカルト本の話はまたの機会にするとして、新幹線の話だ。
 詰まらない本だったので三島を出る頃には読むのを止めてしまった。こんなこともあろうかと、和辻哲郎『古寺巡礼』(岩波文庫)を持ってきておいてよかったわい。こっちは古典としての評価が定まっているので安心して読める。
 新富士を出て少しして、急に通路があわただしくなった。車掌さんが何人か行ったり来たりするのだ。今朝の一件があったので、またどこかのバカが口論でも始めたのかな。でも14号車ではない。前方の車両らしいので直接の影響はなかった。だから読書に没頭できましたぞ。

 翌日のネットのニュースにこんなバカが載っていた。
東海道新幹線の下りのこだまで10号車のデッキで大阪の社長が全裸になり、公然猥褻容疑で逮捕された」
 え、まさかワシャの乗ったこだまでかい?時刻を見ると6時50分ごろに新富士―静岡間を走っている。おおお、これは間違いない!早速、会社に行って見てきたような話をしましたぞ。

 21日の新聞に記事が載っていた。なんと、時間は午後6時50分ではなく、16時50分だったので、残念ながらワシャはその時刻に東京駅で飲んでいた。残念、行き帰りトラブル新幹線だと思ったが、違っていた。