紛らわしい文藝春秋

 4月22日の朝日新聞4面に4段ぶちぬきで「文藝春秋」5月号の広告が載った。
文藝春秋買わなくっちゃ」
 と、条件反射的に思った。
e−honで、日垣隆『通販な生活』(講談社)、日垣隆『部下の仕事はなぜ遅いのか』(三笠書房)、石井吉徳『石油ピークが来た』(B&Tブックス)を注文していた。書店から「着きましたよ」とメールがあったので、その3冊を受け取りにゆかねばならぬ。そのついでに「文藝春秋」も買ってこようっと。

 で、書店に寄って購入してきた。早速、「文藝春秋」を読み始める。
 あれれ?この記事どこかでよんだことがあるど。およよ、この記事も読んだことがある。げげげ!「同級生交歓」のコーナーで、ど派手なスーツを着た大空真弓の不気味な笑顔は絶対に見覚えがある。初めてではないぞよ。
 あわてて書庫(物置ともいう)に飛びこんで「文藝春秋」の棚を確認する。そこに5月号があるではあ〜りませんか。
「どういうこっちゃ?」
 ワシャは本の購入記録を調べた。なんと4月10日に「文藝春秋」5月号を買っている。それから54冊の本を買っているので、すっかり購入した事実を忘れちまったんですな。(←アホ)
 でもね、ワシャのアホのせいばかりではありませんぞ。文藝春秋は4月10日の朝刊に4段抜きででかでかと広告を打っているのだ。それとまったく同じサイズの広告を12日後に出した。それも4月10日には6mm×100mmだった小さな記事見出しを、75mm×170mmに拡大したりしてレイアウトを大幅に変えてである。そして小さな字で申しわけ程度に「大好評発売中」と追記してあった。それを見逃せば違う号の広告に見えてしまう。そしてワシャは見逃した。紛らわしい広告を打つんじゃない!
 今日もe−honが書店に届く。そのついでに事情を説明して返すことにしようっと。