天璋院篤姫の悩み

 明日からNHKの大河で『篤姫』が始まるですたい。とりあえず第1話だけは見ておこう。
島津斉彬調所広郷小松帯刀岩倉具視」が「しまづなりあきら、ずしょひろさと、こまつたてわき、いわくらともみ」と読めなかったら、取り敢えず見ておかれたほうがいいかもしれない。
 歴史関係の学芸員は言う。
「大雑把にその時代の歴史を押さえようと思うなら、NHKの大河ドラマは有効です。もちろんドラマですから歴史考証の甘いところや、ドラマの嘘もあります。ドラマリテラシーのない方や物事を鵜呑みにする傾向の方にはお薦めできませんが、人間関係や歴史的な事実を追いながら、フィクションを楽しむという姿勢が保てるなら時間が許せば見ておくべきだと思います」
 ワシャもそう思う。低劣なお笑い番組や学芸会のようなジャリタレドラマが横行する中で、少なくともNHK大河だけは予算を掛けて丁寧に作られている。同じ時間を費やすならこっちのほうが断然いい。と、言いながら昨年の「風林火山」は第1話を見て次からは見なかった。別に作品の出来が悪かったということではない。敢えて言うなら山本勘助のイメージが違っていたのと、以前に武田信玄の勃興期について文献を読み漁ったことがあって、その時代の歴史には多少の知識があったから敢えて見るまでもないと判断したからだ(えっへん)。
 そんなのどうでもいい!問題は今日から始まる「篤姫」のことだった。これを「あつしひめ」と読んでしまった人は、絶対に明日の午後8時からの放送をご覧になったほうがよいですぞ。
 ああ、また脇道に逸れてしまった。大問題は篤姫を演じる宮崎あおいのことである。1年以上も前に若手女優について書いたことがあった。
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20061104
 この時から宮崎あおいの魅力について疑問を持っていた。それは今でも変わっていない。女優にしては体型が小柄で貧弱だし、器量も十人並だ。ワシャには普通の女の子にしか見えない。同世代の沢尻エリカ(嫌いだけど)、長澤まさみ、上戸綾などと比べても、映画や大河で立て続けに主演を張るようなオーラを感じないのだ。
 女優を見る眼だけは自信があったのだが、この子だけはわからない。そのことを考え出すと夜もねられなくなっちゃうのだった。やれやれ。