貫地谷しほり

 今、ワシャが注目をしているのがこの女優だ。NHK連続テレビ小説の「ちりとてちん」の主人公役の女の子である。1985年12月12日生まれ、おっと、巨匠小津安二郎と同じ誕生日とは、映画の世界で生きようとするなら演技(縁起)のいい日付と言えよう。
 貫地谷(かんじや)さん、表情が豊かで何種類もの違った顔を持っている。臭くなってはいけないが、このまま演技力を深めていけば沢尻なんかぶっちぎりにいい女優になると思いまっせ。せいぜい精進しておくれやっしゃ。

 さて、貫地谷という苗字のことである。ウィキペディアには《名字は大変珍しく、本人の家族及び親戚合わせても全国で6世帯しかないとされる。》と書いてあるが、確かにワシャの持っている3冊の苗字事典にも載っていなかった。極めて稀少な苗字だ。
 貫地谷は元々は「ぬくちや」と読んでいたのではないか。「貫(ぬく)」は「温(ぬく)」と同じで「ぬくち」は温かい場所で「ぬくちや」温かい場所のある谷ということだろう。
 あるいは「ぬくち」を「温血」ととれば、動物のあたたかい血という意味になる。
 また、沖縄の方言では鶏冠のことを「かんじ」と言う。そうなると「とさかのような谷」ということで「かんじや」となり、ここからきているとすると、ルーツは沖縄ということになる。仲間由紀恵と似ているのが頷ける。

 ワシャの家のレファ本ではここまでが限界だ。「貫地谷」はやっぱり謎なのだった。クヤシー!