歳時記

 ワシャはいろいろな歳時記を持っている。とくに366日、日毎に項目を設けて記してある本が好きだ。
 もっとも気に入っているのが、相賀徹夫編『日本史歳時記三六六日』(小学館)である。この本は見開き2ページにその日起きた出来事や今日行なわれる行事が網羅してあるんですぞ。例えば4月21日にはこんなことが書いてある。
《秀吉、賤ケ岳で柴田勝家を破る。》
《綱吉、はじめて側用人牧野成貞邸を訪問し、二万石を加増。》
日ソ漁業協力協定調印。》
靖国神社春季例大祭(東京都千代田区、〜23日)》
《壬生大念仏会(京都市中京区、壬生寺、〜29日)》
 などなど、この日にまつわる事項、行事が上段に22も列記してある。下段には大項目でこの日に起きた4つの事件を取り上げ詳細な解説がしてあるのじゃ。左下にはこの日の物故者、欄外には、今日が何の記念日かまで書きとめてあって、とても親切な構成になっている。因みに今日は【放送広告の日、民放週間(〜27日)】なのだそうだ。
 その他にも、ひろさちや『仏教とっておきの話366』(新潮社)、トルストイことばの日めくり』(女子パウロ会)、瀧井康勝『366日 誕生花の本』(日本ヴォーグ社)、この本によれば、今日は「やなぎ」の日らしい。今日お生まれになった方は、エリザベス女王アンソニー・クイン輪島功一、穂積ペペ。
 まだまだありますぞ。『今日の出来事100年』(展望社)、加藤迪男編『記念日・祝日の事典』(東京堂出版)、他人事とは思えないが、寺澤正『昭和のものしり帖 朝の歳時記』(サンケイ出版)、桑原武夫編『一日一言』(岩波新書)、『今日は何の日?年中行事・記念日事典』(Gakken)、高橋浩一『カレンダー日本の天気』(岩波ジュニア新書)、落合正勝『七十二候』(KKベストセラーズ)などがある。だんだん、くどくなってきたのでここらで止めておきますね。