この日記でなんども言っていることなので、皆さんには耳タコかも知れないが、この日記を書き始めた切っ掛けは、ジャーナリストの日垣隆さん主催のライターズセミナーに参加したことによる。
たまたま日垣さんが言われた「文章力をアップしたければ、文章を公開して、かつ15年ほど書き続けること」というフレーズが強く耳に残った。
ちょうどその頃から、巷ではブログを書くというのが流行し始めていて、「公開して書く」にうってつけだったので、早速、「さるさる日記」に登録してシコシコと書き始めた。とにかく「継続こそ力なり」を信じて、つまらないものをダラダラと書いてきたわけである。
でもね、いいこともあった。例えば、17日の「古代に想いを馳せる」を書くのにだって、何冊も本を引っ張り出している。
最初は、ネタ本の『日本史歳時記三六六日』(小学館)で、3月17日のところを見る。見出しに「天武天皇、正史の編纂を命ず」とある。お能の「国栖」は念頭にあったので、すぐにこれでいこうと思い立った。
思い立ってから引っ張り出してきた本を列記する。
『日本史年表』(東京堂出版)
『国史大辞典』(吉川弘文館)4巻、7巻、8巻、9巻
『歴代天皇年号事典』(吉川弘文館)
『天皇宮家人物総覧』(新人物往来社)
松本清張『壬申の乱』(講談社文庫)
遠山美都男『壬申の乱』(中公新書)
北山茂夫『壬申の内乱』(岩波新書)
宇治谷孟『日本書紀(下)』(講談社学術文庫)
『コンサイス日本人名事典』(三省堂)
『コンサイス日本地名事典』(三省堂)
『分県地図奈良県』(昭文社)
『能楽ハンドブック』(三省堂)
「これだけ揃えて、あの程度のことしか書けないのか」と笑われそうだが、言い訳をすれば、書くことよりも、読むこと調べることの方が楽しい。早朝から、本を引っ張り出してきては、あちこち拾い読みをすることが、目覚めたばかりの脳の活性化になり、ささやかな朝練になっているのだと思う。
これを毎日毎日――たまに二日酔いでサボりますが(笑)――厭くこともなくやっている。バカとしか言いようがないが、それが楽しいのだから仕方がない。
そうそう、冒頭に登場していただいた日垣隆さんが、またまたおもしろいことを仕掛ける。新プロジェクト「世界の夜明けを日本から」である。第1回目は、4月14日(土)に東京で開催される講演会となる。ゲストはなんと橋本大二郎さん(前高知県知事)です。この国の行方から、名古屋の河村ミャーミャーさんについても話が出るようだ。今回は一般公開するということなので、取り急ぎ皆さんにお知らせします。
参加希望の方は、下記のULRにて申し込んでください。
ワシャの正体を知っている人は「正体の名」で「●●の紹介」と記載してね。ワシャのことを「どこの馬の骨ともわからないヤツ」と思っておられる方は「遼東の豕のワルシャワの紹介」と書いておいてくだされ。後段の場合は、2000円になるかどうか微妙です(笑)。
以下に、日垣さんからのメールを転載します。
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「世界の夜明けを日本から」
日時:2012年4月14日(土) 12:59開始 約2時間半
会場: 東京都新宿区戸山1-22-1 戸山サンライズ
地図はこちら:http://bit.ly/aJy3px
公開インタビュー
ゲスト 橋本大二郎氏(元NHKキャスター、前高知県知事) × 日垣 隆
■「世界の夜明けを日本から」ご参加費 8,000円
http://bit.ly/wmi1nf
■「世界の夜明けを日本から」 クレド会員ご紹介お申込み (2000円)
http://bit.ly/A4PpqO
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