泣いて馬糞を斬る

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070319-00000104-mai-pol
 安倍首相が馬糞大臣を一所懸命に庇護している。でもね、どう見ても、入会地から筍を盗んだ田吾作をかばっている地主といった風にしか見えない。
 安部さんが言うように、馬糞大臣が農林水産政策に対して高度な政治判断ができるとは全然思わない。そんな判断が下せるような人物なら、さっさと自分の出処進退を明らかにしているって。
 高い地位にある人は、常に、より高い倫理観を求められる。そんなことも馬糞大臣はご存じないらしい。どういう高度な政治判断によって馬糞大臣が今の地位に恋々としているのか庶民のワシャには伺う術もないけれど、政権にとっても本人にとっても、ここまで糞まみれになるとかえって損なのではないか。そしてなにより恐いのは、世に「悪いことはやったもの勝ち」という風潮を醸成してしまうことだ。
 昔から「李下に冠を正さず、瓜田に履を納れず、事務所に浄水機をつけず」と言うではないか。君子は、毛ほども疑われてはいけない。それがどうだ。この馬糞大臣、「報告すべきは報告している」と開き直ってしまった。田夫野人じゃないんだから(顔はそうだけど)、糞まみれの馬糞大臣、もう少し男の美学というものを追求したほうがいい。
 おっと、冒頭から「馬糞馬糞」と書き連ねてまいりましたが、「泣いて馬謖(ばしょく)を斬る」の誤まりだということに気がつきましたぞ。謹んで訂正いたします。(笑)
 それにしても馬謖も馬糞大臣と間違えられたんじゃぁ泣くに泣けないよね。ごめんちゃい。