ブックストッパー

 ミツミサさんの3月8日のブログ
http://d.hatena.ne.jp/mitsumisa/20070308
で「ブックストッパー」のことが書いてあったのじゃ。
 ワシャは「ながら読書」が多いので、本を手放しで広げておくことに苦心惨憺しておった。だから「鎮クリ」
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20070122
なるものを発明して日々読書にいそしんでいる。そ、それが……こんなにスマートで便利なものがあったとは、知らなんだわい。
http://www.yomupara.com/bookstopper.php
ううむ、おしゃれなデザインばい。ワシャの机の上にある縦5センチ横8センチの鋳物文鎮に強引に紫色の紐で大型クリップをくっつけたものとは月とすっぽんだ。ワシャの「鎮クリ」はダサすぎる。
 ブックストッパーの説明文にこうある。
《事典を参照しながらテキスト入力をする際や、レシピ本を見ながら料理を作っている時、開いておいたページがかってにめくれてしまうことがよくあります。》
 はい、ありますぞ。食事中は右手にお箸、左手にお茶碗を持っているのでとくに困る。
《開いたページをそのまま保持させておくのって、意外にむつかしいんですよね。》
 はいはい、難しいですぞ。時々、顎で押さえつけながら読むこともあった。
《文鎮で押さえようとしても、生半可な重さの文鎮では役に立たないし、だいいち文鎮なんか机の上にないでしょ。》
 いえいえ、文鎮は机の上にありますよ。それも5つも。でも確かに開いた本を直接文鎮で押さえようとしても、本の反発が強くて文鎮がずれてしまってなかなかうまくいきませんね。だからクリップを接着して完成したのが「ブックストッパー」であり、ワシャの「鎮クリ」なのだった。
 両者を比較するとセンスの良さで「ブックストッパー」の勝ちだ。「鎮クリ」は用はたせるが手製だけに見た目がダサい。でも1個840円というのはちとお高いですな。
 そこでワシャはいいものを100均ショップで見つけた。縦11.6センチ横2.9センチ重さ60グラムのアクリル製ロングクリップだ。2個で100円だった。これを使うと、長さと程よい重さがあるので、文庫なら充分に押さえつけられる。単行本(倉本聰拝啓、父上様理論社)でも実験したが問題はない。
 二人の息子に脛をかじられ、ワーキングプアなワシャは当分「鎮クリ」と「100均クリ」の塀用で読書をするしかありませんぞ。