健在なり大川総裁(?)

 日垣隆さんや小林よしのりさんに叩かれて、なりをひそめていた佐高さんが相変わらず元気だった。
「ちょっと待った!教育基本法改悪、共謀罪憲法改悪、緊急市民集会」でお元気な姿が見られたそうだ。でも、その集会でバカを晒したものだから週間新潮に叩かれ、あちこちからブーイングを受けて、ついに謝っておられるのね。
http://www.kinyobi.co.jp/MiscPages/minasamahe061222
 この週間金曜日のサイトの中に、「一筆腐乱」というコラムがある。ネーミングからこれが佐高コラムかと思いきや、佐高さんは「サタカ流」というそのまんまのコラムを書いておられた。
 ワシャは基本的に差高さんの文章を読むのが楽しみだ(笑)。だから「週金」のコラムを興味深々で読んだのじゃ。
http://www.kinyobi.co.jp/columns/satakar
 やったー、さすが佐高さん、佐高節が健在だ。伊藤淳二さんのことを書いておられるが、佐高さんに書かれるとみんないい人に思えてくるから不思議だ。
 佐高さんの迷著に『タレント文化人100人斬り』というのがある。ここで佐高さんは有名人にバッサバッサ斬りつけているんだけど、斬りつけられた人たちはみんな一角の人物ばかりなんですね(誰も佐高さんに斬りつけられたということを感じていないけれど)。
 佐高さんに酷評されている人を並べる。
 司馬遼太郎(作家)、梅原猛(哲学者)、井上靖(作家)、西部邁(著述家)、沢木耕太郎(作家)、谷沢永一(書誌学者)、後藤田正晴(政治家)、ビート・たけし(映画監督)、……どうです?大人ばっかりでしょ。なんだかこんな人ばかりを腐していると、佐高さん、自分自身が卑俗に見えてしまうのではないだろうか。
 われらが日垣さんもプチっと潰されたり、呉智英さんはハエにされたりと、妄想癖が楽しい佐高さんなのだが、一度でいいからこの人の文章で「陰口」ではなく「正論」が聞いてみたいと思うのはワシャだけだろうか。

※文中に出てくる週金コラムの「一筆腐乱」は「一筆不乱」でした。念のため(笑)。この命名は絶対に佐高さんですよね。