大したことないじゃん その1

 勝間和代さんがオシャレをして「平成教育委員会2009!!」に出ていた。「ソーラン節はどこの都道府県の民謡か?」という質問に「石川県」と答えていた。「恒星の質量と寿命の問題」でも間違っていた。最終的に16人中8番目の成績で、哀川翔押切もえ石塚英彦にも負けていた。もしかしたら勝間さん、「専門バカ」だったりして。
 日垣隆さんが『勝間和代現象を読み解く』(大和書房)の中で、ヘルメットにバイクスーツという出立ちで都内を走りまわる勝間さんについてこんなことを言っている。
《いくら効率が良いからといって、ベストセラー作家が自転車で都内を走り回り、行きつけの書店にヘルメットを抱えたまま入る。こういうスタイルは、正直に申し上げて、まず風景としてどうなのかなと思います。》
《人から笑われるくらいの過剰さに身を任せる。今のような時代で1人だけ浮き上がるためには、それくらいパワフルでなければやっていけないのかもしれませんね。》
 ううむ、勝間さん、人から笑われることを職業にしている芸人に紛れ込んで、個性を発揮できずに埋没してしまった。目立ちたい勝間さんとしては不本意だったろう。出る番組を選ばなきゃ。

 土曜日にBSで「西部邁佐高信学門のすヽめ」を見た。お題は、ドイツの政治学者の「カール・シュミット」。西部さんが一方的に語る語る。佐高さんは相槌を打つばかり。あんたはインタビュアーか。もっと左翼的立場から、西部さんのシュミットの解釈について噛みついていけよ。あれだけ蔭で西部さんのことをボロクソに言っていたのに、本人を前にするとお追従ばっかりなんだもの。右翼が抗議に来るほど「辛口」なんでしょ。西部さんのことを「ウソツキダヌキ」とか「御用学者」って悪口を言ってたんだから、擦り寄っちゃダメだって。佐高さんがコラムのようなものを書いているが、
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/data/fusokukei/data_fusokukei_kiji.php?no=630
なんだか西部さんと対等のような書きぶりだけど、番組はどう贔屓目に見ても、佐高さんが西部さんのご高説を拝聴しているようにしか見えない。ガンバレー佐高さん(笑)。
(下に続く)