10月15日の24時間

 トラブルは0時過ぎに起きた。何人かの部下が深夜にも関わらず出勤し、その修復にあたっていた。
 午前4時、我家に職場からの緊急電の第一報が入る。部下の報告を聴き、幾つか指示を出して、現時点までの現状報告を文書にして関係書類とともにファックスをいれるように頼む。出勤することも考え、すぐに支度をはじめた。
4時30分、ファックス入電。部下の対処結果と関係書類に目を通す。ううむ、部下は優秀だった。トラブルは打てる手はみんな打ってある。もう少し様子を見よう。書類に何箇所かメモを書きこんで、職場に電話を入れる。確認したいことが何点かあったからである。
5時30分、再び職場から入電。部下の声もずいぶんと明るくなった。トラブルは回避しつつあるとのこと。どうやら出勤はしなくてもよさそうだ。結びかけていたベルサーチのネクタイ(日垣さんから買ったもの)を外し、ハンガーに戻した。
 6時になるのを待って、上司の家に電話を入れる。ことのあらましを報告する。
 6時15分、職場に電話を入れる。実は午前中から名古屋に出る予定だったが、自宅待機に切り換えた。まあいい、読む本はたっぷりとある。部下に「状況が変わったら電話を入れてくれ」と指示して受話器を置くと、どっと疲れが出た。
(怒涛の24時間はまだまだ続きますが、出勤時間がきましたので、この続きは後ほどということで)