(続)富士火力演習の人々 その1

【旗議員】
 全国から地方議員の皆さんが後援会を引きつれて来ていたようだ。ワシャらのバスにも何人かの議員さんが乗っていたから、全体ではかなりの数になるだろう。中でも目立ったのは川越から来ている議員で「埼玉川越 ○山×夫」とでかでかと書かれた旗をなびかせてのご入場で思わずひっくり返ってしまった。
【橋梁警備の自衛官
 前述の霜降自衛官が四苦八苦している先に仮設橋が架かっているわけだが、その橋のこちらがわの袂をスマートな3人の自衛官が守っていた。やはりそこが一番危険なんでしょうね。そして仮設橋なので通行を規制する必要もあるんですな。
 その3人の中の一人はリーダーなんでしょうね。やはりハンドマイクを使って押し寄せる群集をさばいていた。
「この橋は架設で造ったものです。だから一度にたくさんの人間が乗りますと落橋する恐れがあります。ですから通行を制限しております。皆さんもご協力ください」
 と説明しながら、烏合の衆をきっちりと切り分けて、適宜、渡橋させて行く。その仕事は見事だった。国民保護計画の避難誘導でも、このリーダーがいれば無事に避難できそうだ。霜降りくんだとちょっと心もとないなぁ。
(下に続きます)