事件ですぞ その1

 昨日、午前中に車で買物に出かけた。午後1時に駐車場に戻ってみるとワシャの区画に見慣れぬ車が駐まっている。黒のクラウンマジェスタハードトップ、派手なアルミホイルをはき、ガラスにはスモークが貼ってある。車体はいたるところに傷があり、それを雑に修理してあった。どうみても堅気の車には見えない。しかしこの車が駐まっている以上、ワシャの車は入庫ることができないので、その場で駐車場管理会社に電話を入れた。
ワシャ「もしもし○○駐車場管理会社さんですか」
男「はい、こちら○○駐車場管理会社です」
ワシャ「おたくの管理している××駐車場を借りているワルシャワですが、私の区画に別の車が駐まっていて駐車ができません」
男「それはたいへんですね」
ワシャ「たいへんです、なんとかしてください」
男「車種とナンバーを教えてください」
 ワシャがそれを告げる。
男「わかりました。すぐに善処いたします。またご連絡をしますので電話番号をお願いします」
ワシャ「○○―○○○○です」
男「わかりました。それでは……」
ワシャ「あなたのお名前なんてぇの?(トニー谷風に)」
男「岡田(仮名)です」
ワシャ「よろしく善処してね。このままだと路上駐車しなければならないんですから」
岡田「はい」
 それから2時間が経過するも、何も動きはない。黒のマジェスタは相変わらず居座っているし、岡田さんが来た様子もない。ワシャは昼から読書をする予定だったのに駐車場が気になって本が読めないのじゃー!
(下に続きます)