今年のジャイアンツ

 ジャイアンツが快進撃を続けている。監督が堀内から原に変わっただけでこうもチームが活性化するとはねぇ。リーダーの資質というものがいかに重要かということを顕著に物語っている。
 イチローが2年目のシーズンのことだ。このシーズン、イチローは一軍に3回上がって3回落ちた。その時にオリックス一軍のバッティングコーチにこう言われた。
「最後のチャンスだ。俺の言うことを聞くんであれば教えてやる。聞かないんであれば勝手に自分でやれ」
 イチローのバッティングフォームを変えろと迫ったこのコーチも堀内前監督と同じ匂いがする。過去の経験のみを唯一のセオリーと頼み、己の思い込みを他者に強制する無能な人物なのである。
 イチローはこのコーチの発言にきっぱりと「聞きません」と宣言した。このためイチローは翌日から二軍に落とされるわけだが、聞かなくてよかったね。
 翌平成6年、名監督の仰木さんがオリックスに来る。この人物によってイチローが大輪の花を開くことになるのは周知のとおりだが、仰木さんの代わりに堀内さんが来ていたら大変だった。まず今のイチローの大活躍は潰されていただろうし、そうなれば先のWBCの優勝もなかった。
 リーダーとしての資質は堀内さんよりも原さんのほうが上であることは間違いない。ワシャはジャイアンツファンではないけれど(どこのファンでもないけれど)、今年の巨人軍は面白そうだ。

 堀内元監督のアホさ加減は
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=427365&log=20040213
にも書いてあります。