江戸時代、天領では米の収穫のうち四を幕府が、六を農民がとった。つまり四公六民という税率だった。六代、七代将軍の頃、幕府財政は支出が収入の倍になった。この時期の幕府首脳に新井白石がいた。白石はその補佐時代、財政で随分と苦しんだけれども四公六民は死守した。
その後、享保の改革の八代将軍徳川吉宗も税収(年貢)には四苦八苦したものの、さすがに四公六民には手をつけなかった。
つまり封建社会、幕藩体制の徳川家ですら百姓(庶民)の税率のアップには手をつけていないのである。
さて、現代の日本はどうかな。
迷宰相の小泉さんは自分の任期中は消費税率のアップはないと明言している。ということはだ、任期が終われば増税がありうるということだよね。弱者ばかりを痛めつける政権ってどうなのだろう。