クイズです。江戸時代に「大坂都構想」の住民投票が行われたとして、その結果を江戸の八っつあん、熊さんは何日後に知ることができたでしょう。
① ３日後
② ７日後
③ １５日後
さて、飛脚は情報を携えて、大阪―江戸を何日で走り切ったでしょうか。答えは３日でした。しかもこれは普通便の話で、急ぎの場合は、２日１６時間で情報を届けたというから大したものではあ〜りませんか。のろまな部下なら、３ｍ向こうの机から文書をまわすのに３日くらいあっという間に過ぎてしまうのにね（笑）。
そうそう今日は徳川四代将軍家綱の治世でナンバー2で辣腕をふるった酒井忠清が亡くなった日である。幕府の権力をすべて自分に集中させ、将軍をお飾りにしつづけた。権力掌握した自身を「下馬将軍」とまで言わしめた。ついには家綱の後継者を決める際に反綱吉を明確にしたため、綱吉後の幕府内に居場所はなくなり、隠居させられまもなく不遇の中に亡くなっている。
そんな情報も江戸―大坂の間を飛び回っていたんでしょうね。
