けっぱれ天声人語クン

 おーい、今日の天声人語は昨日の社説とかぶっているぞ。
 昨日の社説だ。
《自宅まで20歩ほどのところで襲われた。》
《理不尽な犯行で子どもを奪われた家族の怒りや悲しみはいかばかりだろう。》
《殺人や強制わいせつなどの発生率は共同住宅のほうが高い。》
《いつもだれかの目があり、声をかけあう姿があった。》
《犯罪を防ぐには、やはり住民の目と日ごろの結びつきが欠かせない。》

 今日の天声人語はこう書く。
《自宅まであと20歩ほどというから、いわば玄関先だ。》
《山川雄樹君と家族の無念さは、計り知れない。》
《このマンションの通路のような場所は至るところにある。》
《住む人たちの目や声という生きた格子にも命を守る力があるはずだ。》

 ね、同じでしょ。
 住民相互の監視体制をつくれという陳腐な提案もさることながら、「社説」と「コラム」が連日で同じ内容というのも朝日らしくていいねぇ。
 天声人語の今後の検討を祈る。