今日の出来事

 仕事の帰り道、ブックオフへ吸い寄せられる。何気なく棚を物色していると「オヨヨ!」岩波文庫などの学術文庫コーナーが充実しているではないか。
 思わず『ベルツの日記』『シュリーマン旅行記』ロバート・フォーチュンの『幕末日本探訪記』などなどを購入してしまった。100本コーナーでは堀江貴文の『稼ぐが勝ち』前岡崎市長中根鎮夫の『よもやま日記』などを拾う。
 帰宅すると司馬遼太郎記念館の会誌『遼』が届いていた。パラパラと目を通す。ふ〜ん、第9回の司馬遼太郎賞は北方謙三の『水滸伝』か。井上ひさしの選評を読むと、《この作品では名詞文といいますか、主語(名詞)と述語(動詞)の短い文を積み重ねていって、一個の文章ではなく、その総体によって変化してゆく友情、男と女、親と子の感情を多方面に表現するという、文体上の大冒険をして、みごとに成功しているのです。》てなことが書いてある。そんなことを言われたら読みたくなってしまうではないか。仕方ない。早速、明日にでも『水滸伝』を買って来ようっと。