本の薦め

リクナビ』にコラムニストの勝谷誠彦さんが薦める本が出ていた。
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/news/osusumebook/osusumebook_02.html#05
 司馬遼太郎空海の風景』(中央公論社)、トーマス・マン『トニオ・クレーゲル ヴェニスに死す』(新潮文庫)、ホメーロスオデュッセイアー』(岩波文庫)、プラトンソクラテスの弁明 クリトン』(岩波文庫)、『水滸伝』(筑摩書房)、『太平記(原文)』、河口慧海チベット旅行記』(講談社)、『旧約聖書』(岩波文庫)の8冊である。
 なるほど、さすが勝谷さん、いろいろと読んでおられますな。ワシャは『空海の風景』、『ソクラテスの弁明 クリトン』、『水滸伝』、『旧約聖書』は既読だったので、残りの4冊が読みたくなった。
 近所のブックオフを物色すると『トニオ・クレーゲル』、『オデュッセイアー』、『チベット旅行記』があった。ううむ、ブックオフの品揃え、あなどれませんぞ。『トニ』と『オデ』は即購入する。『チベ』は立ち読みをしたけれど、ピンとこなかったので購入断念。『太平記』の原文は店になかった。「日本の古本屋」で見たけれど、『太平記』21巻は294,000円もする。とても手が出ない。取り敢えずワシャ父の書棚に吉川英治私本太平記』(講談社)と山岡荘八『新太平記』(講談社)があるので、それで許してね。
 ついでにブックオフで、保坂和志『この人の閾』(新潮文庫)、丸山健二『争いの樹の下で』(新潮文庫)も購入する。全冊、ざっと眺めたが、『トニ』や『オデ』より保坂、丸山のほうが面白そうなのでこっちから読みはじめてしまった。
 でもワシャは併読が得意なので、『トニ』と『オデ』も読むことにする。つまり昨日の段階で4冊並べて読んでいた。しかし、トイレに行く時に、その4冊のうちの1冊を手にせずに、吉川英治の『私本太平記』を持ちこんだのが間違いだった。メチャメチャ読みやすくて面白いじゃないか。トイレではまってしまった(便器にはまったんじゃないですぞ!)。
 だから今は『私本太平記』の2巻目を読んでいるのだった。やれやれ。