怒る!獏さん(2)

(上から読んでね)
 で、一部と二部の幕間で、森喜朗と仲のいい浅香先生はチルドレンを舞台に上げてインタビューをしはったんどすえー。
浅香「(タイゾーに)どこが一番良かった?」
 もちろん舞台をほとんど見ていないタイゾーに答えられるわけがない。
タイゾー「すいません、所用で遅れてしまったものですからしっかりと見られなかったので……」
 と正直には答えなかった。
タイゾー「女の子の役をやっていた子が…」
浅香「子役って言うんだよ」
タイゾー「その子が頭が良さそうで…」
 クライマックスに登場していた子役の話をすることで、その場を取り繕ってしまった。もうそんな卑怯な手を使うようになってしまったか。純粋さだけが取り柄だったのに……獏さんも怒っていたが、ワシャも失望した。
 そしてこの議員、獏さんに止めを刺した。
 遅れてきたのである。だったらその後の二部はしっかりと見ていくのが礼儀ってものだよね。ところがこの泡沫議員は舞台から降りるとそそくさと帰ってしまった。それを見た舞台人でもある獏さんが「義理も人情もへったくれもあったもんじゃない!」ときれてしまったのである。
 ペラペラ要らないことを喋ったっていい。クリーニング屋でふざけたっていい。でもね、卑怯な行動を取ったら只の糞政治屋じゃないか。忙しかったら武部に「行けません」と毅然と断ればいいじゃないか。表面だけを糊塗するなよ。その上、帰りしなにタイゾーはカメラの前でも「女の子」の話をして、テレビの向こう側にいるであろう国民を誤魔化すという愚挙に出た。
 う〜む、軽薄さに卑怯なところが上塗りされたらもうお終いだ。さっさと杉村タイジョーしてくれ。