地元で防災訓練

 昨日の朝のことである。地区にある消防団のサイレンがけたたましく鳴り出した。「空襲警報か?」(そんなわけないか)と思いきや地域の防災訓練の知らせだった。近所の人と連れ立って近くの広場(一次避難地)に集まって町内会の役員の先導で地区の小学校まで避難訓練をした。
 小学校のグランドに着くとすでに多くの住民がいろいろな訓練を開始している。チェーンソー操作訓練、初期消火訓練、救急救命訓練、濃煙通過訓練、ロープワーク訓練、はしご車試乗訓練、炊き出し訓練と内容は豊富だ。住民はこの訓練を地区ごとのグループでかたまって順番に体験していくのであるが、これが結構楽しめた。とくに訓練の講師がいいねぇ。チェーンソー訓練は地元の大工さんと機械工具屋さん、初期消火は消防のOBの方、救急救命消防団、濃煙通過は市の職員、ロープワークは防災ボランティア、はしご車は消防隊員、炊き出しは地元の元気印のおばさんたちという具合に多彩で、校庭じゅうがお祭のような騒ぎになっていた。最終的に参加者は650人を超えたようでとても盛況なイベントとなった。
 最後に極甘のカレー、豚汁、お握りをいただいて解散となったが楽しい半日だった。
 主催者の一人が言っていた。「楽しくなければ防災訓練じゃない」けだし名言なり。