日曜日は雨だった。

 岡崎市民会館で邦楽祭。あいにくの雨だったが知人も出演するので午前中から仲間と出かける。筝曲、太鼓、民謡、尺八といろいろとあるが、お目当ては小唄だ。
「青々と いつも松葉の二人連れ 末も栄えて高砂の 変わらぬ色や 春の風〜」
 妙齢とはいかなかったが、ご婦人が三味線に合わせて小唄を唄う。おつじゃぁござんせんか。これで熱燗でもあった日にはたまりませんぞ。
 そんなわけで市民会館の帰り道に食事をしながらビールとお酒を少々いただく。昼間からの飲酒は利きますねぇ。家に帰ってそのまま寝てしまった。目が覚めると大相撲の千秋楽は終わっていた。まぁすでに優勝は決まっていたし、魁皇は休場しているし、千代大海は三連敗しているし、面白くないので見る気もしないけどね。
 ぼんやりとテレビを見ていたら、またまた痛ましい事故のニュースが入る。
飲酒運転、居眠り、信号無視、速度オーバーでRV車が高校生のウオークラリーの列に突っ込んだのである。高校生3人が死亡、22人が負傷するという事故になった。たった一人のバカのために罪もない若人の未来が奪われてしまった。飲酒運転は重大な犯罪である。こういった不心得者を二度と出さないためにも厳罰に処すべし。
 このニュースですっかり目が覚めてしまった。陽水の歌ではないが、昼寝をしたので夜中に眠られなかった。でも、おかげでじっくりと読書ができたのだった。