ジャーナリストの日垣隆さんに「自分の机の周りは整理整頓をしておかなければいけない」と言われた。「そりゃそうだ」とばかりに一念発起して先週の日曜日に自室(物置ともいう)の机周辺を片付けた。久しぶりにさっぱりしたのだが、さて6日が経過してみると、嗚呼、無残哉、私の机周りは資料やコピーなどで埋め尽くされ、なんのことはない1週間前と変わらぬ散らかりぶりなのである。
私の部屋にはあちこちから拾ってきた机3本がコの字に並べられている。整理整頓した直後の机には正面のデスクトップのパソコン以外、何も乗っていなかったのだが、現状は、
単行本8冊、新書3冊、レファレンス本5冊、文藝春秋などの雑誌6冊、新聞2紙、ファイル6冊、パンフレット4冊、ノート3冊、メルマガを打ち出したもの4、メールを打ち出したもの沢山、コピー沢山、ティッシュ1箱(鼻炎用)、マフラー2本、アフリカ土産の木の人形1・・・ところどころにペン、クリップ、付箋、文鎮などが散らばっている、という有り様で、これらが複雑に重なり層を成している。
また週末に片付けねばどうしようもない状態なのだが、これを見て気が付いた。この状態は、今の自分の精神や肝臓の状態なのではないか、と・・・
つまり、日曜日には精神的にすっきりしていたのだが、月曜日から仕事が始まり、上司の命令やお客からのクレームなどが次々と入ってくる。その処理待ちだけでも10や15はある。それが精神の机の上に溜まっているのだ。その処理のほとんどがストレスを伴うもので、気の小さい私めは、晩酌をやらないと気持ちよく寝られないのだ。おかげで肝臓のγーGTP数値が上昇するのである(今、γーGTPを調べるために「検査・疾病早見表」を棚から出してきたのでまた1冊、本が堆積した)。
今日、幾つの仕事が片付くかは分からないが、一つでも減らして週末を迎える準備をしなければいけない。
で、土日には机周りの整理整頓をして、溜まっている本を読んで、不義理をしているメール返信をして、本屋に出かけ、久しぶりに休肝日も取れればいいなぁ・・・と思っているが、残念ながら、休肝日だけは自信がないのであった。