平成22年最後の一日 その2

(上から続く)
 30日である。昨日、分類したクリアフォルダーをそれぞれの分野ごとに書棚に収めるところから始まった。切り出しておいた岡田奈々のグラビアは「岡田奈々写真集」に挟む。「太陽電池」についての記事は環境の棚に収める。これらの作業で午前中が終わった。
 午後からは、メモ、その他諸々の物品整理である。メモはその折々に思いついたことを走り書きしてある紙片でこれをやはり分類ごとにクリアフォルダーに仕分けしていく。メモを書いてから何週間も経過していて、なにを言いたかったのか解からなくなっているのもあって、そういうのはそのままゴミ箱行きとなる。
《ザイアンスの熟知性の法則 人は知らない人に対しては攻撃的になる 人はその人を知れば知るほど好意を持つ 人はその人の人間的側面を知ったとき好きになる》
 こんなメモ、いつ書いたんだろう。忘れてしまった。でも、面白いメモなので取っておこう。
《電車の中 へんなヤツ 刈谷から乗車 独り言 比較的大きな声 「パニックになるパニックになる」「お昼を食べたら帰ります」「野中君のバカ」「病院に行きます」「アヒーアヒー」「ボエッボホッ」 をきっちりと繰り返している》
 ああ、これは覚えている。1カ月ほど前のJRでの体験だ。周囲の乗客が妙に無口になっていたことを思いだす。
 いかんいかん、メモを見ながらついつい回想にふけってしまう。これではちっとも片付けが進まない。こんなんだから、あらかた玄関ホールが片付いたのは午後6時過ぎだった。
 さて、本日31日である。もう今年は今日しか残っていない。本日の予定としては、この日記を書き終わったら、さっそく机の上の整理整頓と雑巾がけをする。昼までに終われれば上出来だ。昼から少しのんびりとしたい。読みかけの本が何冊もあるので、きれいになった書庫で読むのもいいだろう。妄想にふけるのはまだ早い。もう一頑張りしなければワルシャワに正月は来ないのだった。とほほ。