不審者は机と椅子でやっつけよう?

 豊橋市の先生たちが金属バットやナイフで襲ってくる危地害に机や椅子を使って対抗する方法を県警の逮捕術師範から学んだという。ご苦労様・・・
 現在、全国の教育委員会は防御具として刺股などの導入を検討しはじめでいる(すでに配置したところもある)。しかしこの考え方は根本的に間違っている。凶器を狂気で振り回す凶悪な凶漢に対して非力な教員が不慣れな防御具を持って何をしようというのか。豊橋ではスチール製の机を使って危地害に対抗する方法を伝授したようだが、女性教員が本当にそんなことができると思っているとしたらお笑い種だ。格闘技のスペシャリストと殴り合い一つしたことにない勉強一筋の教員を一緒にしてはいけない。
 大阪府寝屋川市の事件以来、全国の学校関係者の危機感はヒステリーに近い状況になっている。学校に侵入する不審者が恐いゆえに、小中学校は刑務所のように塀を高くして厳重な監視体制もとに置かれるのだろうか。そんなことをするんだったら凶務主任とか凶頭先生とかの名称で警察から職員を派遣してもらったほうがいいだろう。凶頭先生と体育教師が武装して校内を巡回すれば、学校の防御力は格段に高まると思うがどうだろうか。また地域の人に協力をしてもらって元気のいいお父さんやおじいさんに校内を巡回してもらうのである。これは不審者対策だけでなく非行の防止にもつながるのではないか。塀を高くする改造工事や軽くて持ちやすい机を購入するよりもはるかに効果的で安価だと思うよ。