初場所に期待する

「NHK大相撲中継 とじ込み保存版 全相撲人名鑑 決まり手集」を買った。部屋別の写真名簿も充実している。全関取の着物姿が1ページに全身カラー掲載されており、思わぬ力士の思わぬ着こなしに感心できたりもする。
 センスのいいのは雅山だ。黒地に満天星が散らしてある。夜空を見上げているような着物に茶系統のグラデーションの効いた渋い帯(オーソドックスな縞の帯が多い中で出色)、黒足袋に黒い草履、鼻緒と胸紐が銀鼠色でコーディネートされており雅山関のセンスのよさを感じた。次いで琴奨菊関、着物、羽織、、帯、足袋と全体を紺色でまとめるという味気なさだが、着物と羽織の菊模様が効いている。自分の名前の菊をあしらってありこの洒落がいい。
 センスのないのが朝青龍だ。着物はおくとしても帯がいただけない。銀鼠地にモンゴル国旗が横一列に並んでいる。もちろんこんな帯は見たことがないし、少なくとも日本の国技の第一人者が日本ではなくて他国の国旗をひけらかしているというのもいただけない。まぁこれがこの横綱の本性なんだろうけど、だからあんたは嫌われるのである。朝赤龍安馬旭鷲山旭天鵬時天空白鵬とどのモンゴル力士もそんな暴走族のガキが特攻服に国旗をつけるような真似はしてまへんでぇ。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041212-00000002-san-spo
 この記事を見ても、このわがままな横綱の行動がどれほど相撲文化を破壊しているのかがわかる。協会ももっと強い指導をして相撲ファンをなめたような態度や所作を改めないのならK1でもどこへでも行ってもらえばよかろう。一人横綱だからといって甘やかしてはいけない。
 賢明な相撲ファンはダグワドルジの一挙手一投足をじっと見ているぞ。