ＴＢＳがタレントの向井亜紀さんから猛烈な抗議を受けている。ＴＢＳは向井さんの発言を作為的に加工して放送したために「分娩しただけでは、母とはいえない」という発言が一人歩きしてしまい、向井さんは視聴者から猛反発を受けた。ひとえにＴＢＳサイドの編集の不味さと記者の不誠実によるものであり、要するにＴＢＳ報道部はバカを露呈してしまったわけだ。
昨年の11月にも石原慎太郎都知事の発言を正反対の発言として誤報したり、取材の便宜を図るために、放映前のビデオテープをオウム真理教の幹部に見せて、坂本弁護士一家殺害事件の原因をつくったのもＴＢＳだった。
このテレビ局の報道関係はどこかの部分が膿んでいるような気がする。
そういえば「ウオッチ！」のコメンテーター日垣隆さんの降板についても、不可解なものを感じる。なぜ的確な解説をして舌鋒鋭いコメントをはさむ有能なジャーナリストを引っ込めて、ありきたりの解説とさしさわりのないコメントしかできない無能な者を残したのか。
ＴＢＳは絶対にその理由を説明しないだろうなぁ。でも日垣さんの出た最後の「ウオッチ！」でみせた土井アナウンサーをはじめとする出演者の気まずい雰囲気は、如実に患部の存在を物語っておりましたぞ。録画してあるから何度でも見てやるのだ。目は口ほどにものをいいなのだ。
これからもＴＢＳの報道には眉に唾をつけて見ることにしよう。
