社会の害毒、苦癘魔(クレイマー)

 白骨温泉の入浴剤投入問題で苦情の電話が役場や温泉旅館組合に1000本もかかっているという。
 どうしてこういう暇なバカが多いのかねぇ。電話口にでた担当に罵詈雑言ぶつけたところで何の解決にもならない、ということに気がつかないのかねぇ。バカの為にどれだけ役場や組合の事務が停滞するのか、考えてみたこともないのだろう。
 だいたい温泉組合が入浴剤を投入する切っ掛けをつくったのも、こうしたクレーマーや苦情魔なのである。「何でお湯が透明なんだ!」「白くなければ絶対に許さん!」と顔を引きつらせて宿側にねじ込んだバカが存在している。
 いいじゃないの。湯が白かろうと黒かろうと赤かろうと、別段、なんの支障もない。(赤いのはちょっと不気味か?)
 ゆっくり温まってさ、「あ〜、極楽極楽」と言えればそれでいいじゃん。
 宣伝に「白い湯」と書いてあったけど、現地にきてみれば白くなかった。「白い」と言われて「白くなかった」わけだから、「白くないじゃないか」くらいは言ってもいい。「湯の成分が変わったらしくて、すいませんねぇ」と言われたら「あ、そう」てなもんじゃないの。
 些事にこだわってつまらない文句を言う人、自分はなんの害もこうむっていないのに、尻馬にのって苦情電話をする人、この存在は今後、社会の害毒となってゆくに違いない。早めにこういうバカを駆除する方法を考えたほうがいい。
 昨年、川崎の本屋で万引した少年を店主が警察に突き出したところ、少年が逃走して電車にはねられて死亡するという事件があった。この時もバカが店主をせめて、結果としてこの本屋を閉店に追いこんでしまった。悪いのは少年にも関わらず、クレーマー、苦情魔たちは普通に生活をしていた書店主を追い詰めてしまった。これはもう犯罪である。
 己の溜飲を下げるために他者に対して凶器のような罵詈雑言を浴びせ掛ける不逞の輩たち、こいつらをなんとか取り締って静かなおおらかな日本をつくりたいものだ。