藤島親方(安芸乃島)が、一門以外の年寄名跡「千田川」を取得していたことが新聞発表され、そこで始めてその事実を知った貴乃花親方はぶちぎれた。トップに情報が伝わらなくなると組織は遠からず崩壊する。また貴乃花周辺で一悶着ありますぞ。
今年は相撲と野球で、名横綱、名選手がそれぞれ一軍の司令官として采配を振るう。貴乃花と落合博満である。両者とも現役時代にファイター、プレーヤーとして金字塔をうち立てた方々である。どんな組織づくりをするのか楽しみである。
「名選手必ずしも名監督にあらず」確かにいい選手が、いい指導者である可能性はさほど高くない。とくに貴乃花、落合どちらの御仁も、現役時代によくいえばマイペース、悪くいえばわがままで通ってきた経歴を持つ。自分のことしか考えなかった二人が、どこまで力士、選手の心を掴んで組織を興隆させるのか、これは見物だ。
貴乃花の父、貴ノ花は名大関であり、双子山部屋の一時代を築いた名親方でもある。王貞治は名選手であり名監督である。この二人、そろいもそろって人柄がいい。だから選手がついてくる。わがままな両司令官に下がついてくるかな?
すでに貴乃花のほうは、千田川問題できな臭くなってきた。落合の方はというと、オープン戦を6勝9敗1分で12球団中9位という成績だった。常に落合監督「まだオープン戦じゃないの、勝っても負けてもいいの」と、余裕の表情だった。まぁ実際にはペナンとレースに入ってからが真剣勝負ということなのだろうから、もう少し様子をみますけどね。
でも、今年の優勝祈願に落合監督はいかなかったですよね。これはまずいんじゃないですか、神様の天罰が“落っちゃあい”ますよ。