朝日新聞の変な「声」その2

「いつまで続く『お役所』仕事」
 この人も行政に対する不満をぶちまけている。「役所は国民の払う税金で成り立っている」と言われる。そのとおりだが、少し違う。この人の発想は、役所を食わせているのは我々の税金だといいたいらしいが、税金で支えているのは、住民の日常生活なのである。無駄に役所という機能を税金で支えているわけではない(無駄なところも確かにあるけどね)。またこの人、400字たらずの文章の中で「国民」という単語を6回も使っている。地方自治体の窓口でのエピソードを書かれているのである。普通なら「住民」とか「市民」を使うと思うのだが、なにを考えてか、「国民、国民、国民」と声高だ。
「現場を知った教育改革こそ」
 この人は、文部科学省の役人は教員経験者になってもらいたい、と主張している。この投書は一考の価値がありそうだな。確かに現場を知らない秀才クンがやることとといったら、ゆとり教育だの総合学習だのくだらないことばっかりである。代えちゃえ代えちゃえ、現場にごく少数だが生き残っている優秀な教員と官僚を代えちゃえ。でもそうすると教育現場はバカな教員とバカな官僚ばっかりになってしまう恐れもあるぞ。桑原桑原。