鬼畜

 児童虐待の疑いがある家庭に、鍵などを破壊して立入調査ができる「児童虐待防止法改正案」が自民党・小委員会で策定された。岸和田事件に代表される鬼畜親どもには強権の発動をする必要があるということを、やっと行政は気がついた。
 虐待はする側もかつて虐待を受けていたというケースが多い。卑しい家庭環境が親から子へ、子から孫へと連鎖してゆくのである。だがこのクサリはどこかで断ち切らなければいけない。怠惰で身勝手な親にそれができないということなら、子どもを救うために、公が関与をせざるを得ないだろう。
鬼畜は、性器の結合にはげみ、その結果、子どもができる。育てる覚悟もないままに無責任にも産み落とし、それでうっとうしいからと暴力をふるう。犬猫のほうがもっとまともだ。鬼畜の増殖を許さないためにも改正案を歓迎したい。
 いい案がある。この手のバカには「痛い思い」をさせることが一番なのである。あるいは「痛い思いの結果」を見せてやるとバカは自制が効くようになる。カラスと同じだ。カラスはカラスの死骸をぶら下げておくと近寄ってこないという。カラスなみの鬼畜も鬼畜仲間の屍が晒されているのをみて、「こいつぁいけねえ」と、虐待をひかえるようになる。
 もうひとついい案がある。鬼畜は「しつけをしたんだ」と言い訳をする。自分が躾られていないのに、子どもに何を躾るのかよく分からないが、まず子どもの前に親でしょう。行政はこうしたバカを調教することによって、虐待の連鎖を断ち切り、いたいけな子どもたちを地獄から救い出すことができるのである。そのために某国を模した収容所を造ったっていい。そこに収容してびしびしとしごく。あるいは命の尊さを教えるために、イラクに送りこみ自衛隊監視の下で復興支援のボランティア活動に命がけで従事させる。ただ鬼畜は怠け者が多いから大した仕事はできないが、それでも猫の手よりましか。鋏には鋏の使い道があるからね。
国際貢献ができて、鬼畜の矯正ができて、子どもも救われるのである。一石三鳥、こんないいことはないよね。