円谷さん、ありがとう

 ゲル星人の施政方針演説があまりにバカらしくそういう意味では面白かったので、つい失念をしてしまった(謝)。

 昨日、1月25日は映画監督であり特撮の神様と言われた円谷英二さんのご命日だった。いやぁゲル星人よりもバルタン星人のほうがはるかに楽しいですね。

 戦前からカメラマンとして、特殊撮影の技術者として日本映画には欠かせない人だった。日本全土が廃墟になった終戦から9年、日本人は『ゴジラ』の出現に歓喜し、この名作は空前の大ヒットを記録した。さらに、その2年後には『ゴジラ』はアメリカ本土に上陸し、アメリカ映画市場を席巻するのである。敗戦国の日本の映画がでっせ。

 この後、円谷さんは本多猪四郎監督とタッグを組んでゴジラシリーズを連作していく。

ゴジラの逆襲』(1955年)

キングコング対ゴジラ』(1962年)

モスラ対ゴジラ』(1964年)

 この『モスラ対ゴジラ』にワシャは間に合った。チビなんだけど興味津々で場末の映画館の2階の桟敷席から観ている。その後のキングギドララドン、エビラが登場する作品も観ごたえがあったなぁ。

 1966年1月2日からはテレビで『ウルトラQ』が始まって、これが恐いのなんのって、半端じゃなかった。7月17日からは『ウルトラマン』が放送を開始し、『Q』と比べると『マン』のほうが恐さという点では緩和されていたと思う。翌年の10月1日より『ウルトラセブン』の放送が始まり、まさにワシャの少年期は円谷さんに育てられたと言っていい。

 ウルトラマンに登場する怪獣の中に「ホラ吹き怪獣ガマクジラ」という三白眼で粘っこい怪獣がいるです。こいつね。

https://m-78.jp/character/ultraman_gamakugira/

 これが誰かに似ているような気がするんですが、思い出せないんですね。あ、誤記を訂正しておきます。「ホラ吹き」ではなく「汐吹き」でした。

 格好いいバルタン星人との比較では落差があり過ぎますからね(笑)。