本などを買う

 昨日、仕事帰りにブックオフに立ち寄った。この店舗は久々だったので、ついつい触手が動いてしまう。結局、十数冊を求めて4000円ほど支払った。

 その中に『画集 河合玉堂の世界』(美術年鑑社)がある。ワシャは日本画全般が好きなんだけれども、美人画では松園、清方、深水あたり、歴史画といえば安田靭彦、風景だと河合玉堂がとくに好きです。

 玉堂美術館、行きて~!

http://www.gyokudo.jp/01now/index.html

 でも、青梅市だと遠いからなぁ。クソ武漢ウイルスもうろうしていやあがるので、なかなか旅行というわけにもいかねーし(怒)。

 だから、画集を見て心を慰めるのでありました。

 ワシャがね、玉堂の中でももっとも好きなのが「鵜飼」と題された絹本彩色(87.5×117.5cm)のもので、このサイトの一番上の絵がそれです。

http://izucul.cocolog-nifty.com/balance/2009/05/post-664a.html

岐阜長良川の鵜飼を画いたもので、岩肌の手前の急流を舟を操る船頭と、鵜を引きつける鵜匠がかがり火から出る白煙のなかに浮かび上がっている。この迫力は如何ばかりであろう。ワシャの母方が岐阜ということもあって、この絵は昔から大好きな1枚に入っている。

他には「古城新月」(57.0×72.0cm)が好きなんですが、これは何枚もあって、それがそれぞれで風情というか情緒といったものが違っているんですね。

ワシャが好きなのは、玉堂美術館所蔵の「古城新月」で、奥行きがあって詩情のようなものが伝わってきます。もともとワシャが、城好きなのでそんなことを感ずるのかもしれません。

その他に、右肩に写っているミュシャの画集、これはすでに所蔵しているものだったんですが、また買ってしまいました。あとは映画のパンフレット、上段中央がマーク・レスターの「小さな目撃者」、その左がオードリー・ヘプバーンの「戦争と平和」。下段の中央にもオードリーがいますが、2冊あったので2冊とも買ったのでした。オードリーに上と右から挟まれているのが、「ヤッターマン」、これはドロンジョ様のページを開いています。下段の右に沢口靖子が写っていますが、これは昭和59年の「ゴジラ」の最終頁の広告です。一応、美しいものを並べてみました。

右肩から、ミュシャの「黄道十二宮」、横顔を見せる美神。マーク・レスター12歳。小さな恋のメロディー」で名子役ぶりを見せつけたイギリスの俳優です。この少年は、少年なんだけど美しい!オードリー・ヘプバーンは言うまでもないですね。この人のアン王女を観て、ワシャの映画好きが始まったんです。「戦争と平和」のナスターシャも相変わらずお美しい。

フカキョンドロンジョさまは、彼女の演じた中でも最も適役だったのではないでしょうか。そして「ゴジラ」の沢口靖子。NHKの「澪つくし」では、なんだかペコちゃんのような顔でしたが、こうやってスチールになるとやはりジンビーでゲスな。

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 この他にも、俳句関連の本を何冊か、死生観に関わる本などを数冊買って帰ってきたのだった。本の増殖は続く(泣)。