トランプ憎しの天声人語

 今朝の「天声人語」。昨日の大統領選の開票を見ていて、歴代の大統領に愛された西部劇の「真昼の決闘」を思い出したと書く。無法者から町を守るために孤軍奮闘する保安官(ゲーリー・クーパー)に「大統領たちは自らを重ねたのではないか」と皮肉る。その上でこう自問する。

「米国とは何だろう。米国の大統領とはいかなる者か」

 そしてテメエで自答している。

「強きを求め、悪党を武力で倒す。西部劇の保安官は間違いなく米国らしさ」併せて「自由を尊び、民主を重んじる。差別に苦しみつつも、多様性を追うのが米国」と書き連ねて、文末に「ではなかったか?」と過去形の疑問文にしている。

 そして最後にこう嘆く。

《大統領選では、そんな人々がギュッと内向きに閉じ、混じり合わない二つのかたまりとなった。勝利宣言をしたのはトランプ氏だった。分断と混迷はさらに進むのか。国際社会はいかに揺さぶられるのか。深憂は尽きない。》

 ここでも「のか?」「のか?」と疑問文を2つ持ってくる。こんなんコラムじゃないじゃん。

 だいたい「天声人語」は、たかが800字を古参記者が2~3日かけて書いている。だからいつもネタが古い。

 でも、今日のは「大統領選」ネタだから夕べ書いた。頑張ったんだね(笑)。でもそのせいで文章がとっ散らかっていて、わずか原稿用紙2枚の中に疑問が6つも入るというお粗末。ただ単に「ああなのか?こうなのか?どうなのか?」と言っているだけの文章でした。

 形は整っているように見せかけながらも破綻した「トランプこき下ろし」の作文である。読むまでもありません。