昨日、夕方の地元ニュースを見ていたら、11月2日(土)に豊橋市小松原海岸で津波防災訓練を実施したことを報じていた。
訓練の概要としては、小松原海岸で、サーフィンや釣りをしている最中に地震が発生したという想定で、サーファーや釣り人がいかに速やかに高台へ避難できるかという訓練を実施したらしい。このあたり、ワシャもその昔にサーフィンをやりによく通った場所だが、高台といってもそれほど高い場所ではない。せいぜい数mの起伏があるくらいだったかなぁ。そこに発生する津波について、豊橋市は地震発生から4分後、最大で19mの大津波に襲われる可能性もあると言っている。サーファーらはてんでんこに海岸を離れて背後の丘陵に移動することになるだろう。
豊橋市はこう誘導する。
「小松原海岸から200mほどのところに特別養護老人ホームがあります。そこに避難してください」
そこは海岸から少し登った台地の上に5階建てで建てられた構造物である。陸前高田市にも似たような建物があったが、それは5階まで津波にやられていた。陸前高田の5階建ては高台ではなく、湾を囲む周辺の平らな部分にあったから被害は大きかった。その事例と比べると標高的に陸前高田より高く、なおかつ海岸がリアスではなく、240キロに及ぶ横一直線の浜に面しているからよほど津波に関しては大丈夫に思える。
ただ南海トラフは渥美半島の南にあり、東北沿岸と日本海溝の距離よりも近い状況にある。リアス式海岸のように奥に行けば行くほど波が高くなるということはないが、震源のパワーを直近で受ける可能性はある。なにしろ地震災害はまったく想定できない。地震学者や気象庁の言うことは当てにできないし、彼らの学識レベルはちょっと勉強している市井の防災担当と大差はない(笑)。今回の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」の発令に至っては噴飯物で、あんな情報なら駅前の占い婆さんでもやれまっせ。このバカ判断を出して地震学者どもの評判は地に落ちた。単に地震利権という食い物にたかっている蝿だとばれた。
まぁ地震学者をくさす話はこの程度にしておくが、なにしろ地震が起き、津波の危険を察知したなら、とにもかくにも海岸線から一刻も早く逃げること。そして少しでも高い場所、高い建物の上層に避難すること、これが一番です。
人のことなど構っていないで「てんでんこ」で逃げる。これを覚えておいてください。