異種

 今回の都知事選で落選した石丸伸二氏のことを、ワシャはこの日記で、過去4回取り上げている。

 一番古いのが、令和4年(2022)6月14日

https://warusyawa.hateblo.jp/entry/2022/06/14/103335

《議会という俗域》と題して、安芸高田市長の石丸氏について触れている。しかしこの頃には、ワシャが持つ石丸情報が少なかったので、特段、石丸氏には言及せず、議会のあり方について述べている。要は、石丸氏の発言を発端にして議会の総論を書いた。

 次は今年の3月5日に書いた。

《必見!安芸高田市議会》

https://warusyawa.hateblo.jp/entry/2024/03/05/140338

 ここでも石丸市長(当時)を持ち上げているわけでなく、市長側と議会側のやりとりを客観的に論じていると思う。最後に《市長にとんでもないのが来た。だったら議会にも凄いのを用意しないと。無理だと思うけど。》と書いている。まだこの頃には、ワシャ自身が「石丸構文」なるものに確信が持てていなかったから、この程度のことを書いた。

今ならもう少し「石丸構文」の正体を見聞きしたので、批判的な論調になっただろう。マスコミに出演している海千山千の連中でさえ、石丸対応には手こずっているところを見れば、田舎のオッサン議員程度では歯が立たなかったか(笑)。

それでも善戦をしている議員たちに好意的なことも言っているので、自分的には善しとしている。

 3回目は3月23日だ。

《沸騰は善いこと》

https://warusyawa.hateblo.jp/entry/2024/03/23/120248

 ここでは石丸市長(当時)を引き合いに出して、どちらかというと安芸高田市議会議員を褒めている。

《この人なども、全国的に見ればけっこう頑張っている議員に入ると思う。》

 石丸氏や明石市の和泉氏のような過激な首長が登場すると、議員のほうにも自覚と責任が芽生えてくる。ある意味で議会の活性化には、時には変人市長も必要なのかもしれない。

 4回目は5月23日。

《夫子と少壮》

https://warusyawa.hateblo.jp/entry/2024/05/23/091455

 ここでは市長任期の途中で都知事選に出馬したことについて苦言を呈している。都知事選の日程もあるのだろうが、せめて1期だけでも市長を全うしてから、次に転身するべきが真っ当な道であろう。

 

 都知事選挙が終わり、いろいろな部分で選挙の総括が行われている。SNSでは石丸氏の敗戦直後のメディアインタビューが大炎上をしてしまった。「石丸構文」と揶揄され、ボロクソに書かれている。

 そのことを踏まえてか、昼の報道番組である「大下容子ワイド!スクランブル」に登場した石丸氏は別人になっていた。さすが、学習能力の高い人物だ。SNSの誹謗中傷などをしっかりと確認して修正を施してきた。

 MCの大下さん、コメンテーターの質問にも真摯に応じてそつがない。「石丸構文」と批判されていることについて尋ねられると「この表現はなかなかのものですね」と命名者を褒めるような答えをしていた。これはかなりの加点になったのではないか。

 どちらにしても一筋縄でいかない人物ではあることは確かである。そしてやや左系の立ち位置であることも含めて、注意して見ていきたいと思っている。