昨日の続きで「さわやかな人(笑)」について。
日曜日の「そこまで言って委員会NP」に都知事選2位の石丸氏が登場したことは昨日ちょいと触れた。
その内容がなかなか示唆に富んでいて、石丸氏の今後を占う上でとても象徴的で、興味ぶかく拝見した。
石丸氏の登場するところは全体を通して面白かったのでまだご覧になられていない方はぜひ見てね。
ワシャがとくに面白かったのは、元明石市長の泉房穂氏とのやりとりだった。さわやかな(笑)石丸氏は自分がやってきた子育て支援は「明石市と遜色がない」と言い切った。それに対して泉氏は「それはデマだ」と声を上げた。
それに対して石丸氏、「では、明石市では給食費無償化されてます?」と、論争の相手に質問で攻め返すといういつものパターンを繰り出す。
え?ここでワシャは驚いた。「明石市と遜色ない」と言い放ったばかりである。その明石市が「給食費無償化」をしているかどうか、そんなことも知らずして「遜色ない」と言っていることがばれてしまった。バカだよね。
これに対して泉氏は「うちは、医療費も保育料も児童手当も給食費無償化もやっていますよ。給食費だけで自慢されても」
と、混ぜっ返して笑いをとる。
これに対し石丸氏、アタフタしながら泉氏の発言にかぶせて、アヤフヤな言説を繰り返す。このことに泉氏は厳しい。
「事実関係が間違っています。ちゃんと調べてください」
「明石は医療費、保育料、児童手当、中学校の給食費無償化、養育費、奨学金、児童相談所も新たに造ってます。やってないでしょ(あなたは)?」
と、泉氏が問い詰める。石丸氏は、「やっているものもかなりあります。私のやってきた範囲でいうと、給食費の無償化と保育所の改善・・・」とふにゃふにゃ。
それだけじゃん。
しっかりと2期8年明石市長を務め上げた泉氏と、かたや1期すら全うせずに途中で都知事選に鞍替えした石丸氏、首長をやられたお二人の議論、とても興味深いのでぜひご覧くだされ。
これも同じく「そこまで言って委員会」のネタ。
《泉房穂氏、石丸氏の「一夫多妻制」発言に「理解を超えた方」、塩対応〝戦略〟には「政治家としてどうか」》
https://news.yahoo.co.jp/articles/aab5114911349443df1dc799b6fc3f5c13799e65
石丸氏が、日本の将来を危惧する問題として「人口減少」を挙げた。そのことについて泉氏が「具体的な対策」について問うと、驚愕の答えが石丸氏から飛び出した。
「例えば、一夫多妻制を導入するか、遺伝子的に子どもを生み出すとか」
はぁ?
おそらく画面を視ていた石丸ファン以外の国民はワシャと同じ反応を示したろう。実際に会場に来ていた一般の方たちも違和感を抱いたようで、それを察知した石丸氏は「でも、今は無理。(発言した一夫多妻制などを)やろうと思ってない」と軌道修正する。
でもさ、泉氏の問いは「具体的な対策」である。その答弁として「今は無理」な対策を口にするというのは如何なものか?
さらに言い訳を重ねる。
「社会が変わるのは100年、200年、日本だと300年はかかるかもしれない」
おいお~い、大丈夫か?都知事より新興宗教の教祖様のほうが似合っているのではないか。
泉氏も、Xで「それを都知事になってやろうとしていたのだろうか。 ある意味、〝理解を超えた方〟であることは間違いない…」と評していた。
ワシャは友達に「まだ石丸氏については情報が限定的ですので、もう少し彼の発言や行動を見極めたいと思っています」と答えたので、もう少し様子を見るけれど・・・。