ちょうど30分

 今日はちょいと野暮用が重なっております。日記を書く時間が限られているんで、そういった事情で今日のところはちょいと朝日新聞の投書をいじるくらいで失礼いたします。

 72歳男性の投稿である。冒頭で岸田前首相を「不合格」と決めつけている。おおお、なかなかの炯眼である。ところがその理由がいけない。岸田首相の第一のつまづきを「安倍晋三元首相の国葬実施」にあるとしている。そしてこう続ける。

《国民の意思より、安倍派の取り込みを優先したとしか思えない。》

 笑える。これが左翼の左翼たる所以(ゆえん)だ。左翼はすぐに「国民」とか「市民」を自分たち左巻きとイコールにしてしまう。安倍さんがあの危痴害の銃弾に倒れて、売国・親中・親朝鮮以外の健全な国民は「国を挙げて追悼の意を示そう」と思ったんだぞ。そのことを脇に置いてモノを言うな。

 歴代内閣の中でもっとも長きにわたって政権を担ってきた。その間に何度も国政選挙が実施され、その都度、安倍政権は信任を得てきた。その首相だったのだ。国葬以外に何があるのか!

 その後に「岸田不合格」として投稿者が出してきたのは「旧統一教会」と「裏金問題」だった。おいおい、どれも内政のそれもちっぽけな話じゃないか。それよりももっと大きな国政で盆暗岸田は大チョンボをしているんだぞ。「憲法改正」については、完全に「やるやる詐欺」だった。「LGBT理解増進法」でも自民党内に多くの反対意見があったにも関わらず強行採決をした。石川県の大災害についても補正予算を組まず何もしなかった。挙げれば次から次へと出てくる。

 しかし左巻き陣営に言わせれば些末なことだろう。「LGBT」などよくやったという評価ですわな(嘲)。

 そして結びが笑わせる。

《石破首相には、自民党が国民の信を失ってきた現実と向き合ってほしい。》って、石破首相、首相就任直前からの度重なる前言撤回で、あっという間に国民の信を失ってしまっている。投稿者、いつの話をしているのか?

 左巻きの傾向なのだが、タイムリーにものごとを見られないんですね。1テンポ遅れて反応することが多く、朝日新聞の投稿欄でもいつも笑わせてもらっている。そういった意味では朝日新聞「声」欄は貴重な存在かもしれない(笑)。