祝!頼清徳総統

 よかったよかった!台湾総統に頼清徳氏が2位の国民党候補に91万5000票もの差をつけて勝利。開票前は頼氏の苦戦が予想されていたが台湾国民は正しい選択をした。

 対立候補は「民進党を選ぶということは戦争を選択すること」と発言していたが、それは反対に「国民党を選ぶことは奴隷になることを選択すること」なのである。台湾は賢明だった。

 さて、隣国の日本である。今や政権は親中議員の山盛りとなっている。安倍晋三さんがクソバカ野郎の凶弾に倒れ、その訃報が台湾に伝わった途端、頼氏は日本を訪れて弔意を示してくださった。そのことを記者に尋ねられたリン外相(当時)は頼氏のことをこう言いやがった。

「ご指摘の人物」

 頼氏は犯罪者か?違うだろうが。台湾という国家のナンバー2副総統閣下であられるのだ。リン外相が中共習近平に慮っていることが丸見えの記者会見だった。

 支那と対峙しようとしている台湾の隣国がこの不甲斐なさである。しかし、亡くなられた安倍さんの遺志を継いでいる議員もわずかだが残っている。この人たちを盛り上げていくことが、今、日本に求められてることなのだと思っている。

 

 ここからは昨日参加した講座の話。ちょいと長くなりそうなので、今日は前編(さわりだけ)ということで。

 2週間くらい前のことである。近くの図書館の司書から相談を受けた。

「講座を募集したが、あまり人が集まらない。時間があれば、ワシャさんも参加してほしい」

 もちろん、時間があればいいんですが・・・と、躊躇していると、

「テーマは、ワシャさんのお好きな『歴史時代小説』ですよ(笑)」

 と告げられ、「参加します」と即答した。

 その講座が昨日あった。若干、ヒダリ臭のある講義だったので批判も混じってしまう可能性もある。だから一応、某大教授としておく。テーマは「歴史時代小説ブームの楽しみ方――新旧作家のよみくらべから」というもの。

 のっけに「この図書館はいい施設ですね。明るいし、空間が広い。利用者が多い。造った人のセンスがいい」と褒めてくれた。

 いい人じゃないか、某教授。

 冒頭の10分ほどの自己紹介で、笑いを取ろうと思ったんでしょう。東京から三河あたりに入る人が必ず出してくる「三河安城通過」ネタというものがある。のぞみ、ひかりで名古屋に到着直前に流れるアナウンス「ただいま三河安城を通過しました」というものがあって、「三河安城に降りたことはないけれど名前だけ知っている」と笑わせるネタだ。でもね、ちょいと手垢がついたネタでツカミは今一つ。

 その後は「歴史時代小説」の本論に入っていったので、とても興味深く聴きましたぞ。

 昭和30年代前半の五味康祐(やすすけ)、柴田錬三郎の剣豪小説。30年代半ばの山田風太郎の忍法小説。30年代半ばから50年代に井上靖司馬遼太郎歴史小説のブームがあった。まさにそのとおりで、そのほぼ全員の歴史時代小説を拝読しておりますぞ。

 そして講師は平成に入って時代小説ブームが始まったと言う。『藤沢周平全集』(平成4年)の生前刊行が切っ掛けだと主張する。

 このあたりから講師とワシャの考え方の違いが浮き彫りになってくるんですが、これはまた明日のココロで~。