曇りのち雨

 昨日、終業後に所用で隣町の三河安城まで出かける。無論、JRの一駅くらいは自転車で行く。天気予報では午後7時くらいまでは雨が持ちそうだった。ところが用事を済ませて訪問先から外に出てくると、パラパラと降り出してきた。30分程早い展開だった。予定では降り出す前に家についているはずだったのに〜。だからカッパも傘も持っていない。まぁあとは帰るだけなので多少濡れてもいいや……ということでワシャは暮れかかる街路の中、ショボショボ降る雨をついてケッタで家路についたのである。
 新幹線三河安城駅の南口から5分ほどのところにある事務所を出たのが午後6時30分。新幹線の駅舎を抜け在来線をくぐって三河安城エリアの北側に出る。風雨はさっきより上がっている。そこから北に田園地帯が続く。これを突っ切るとワシャの住む町なのだが、なにしろ吹きっさらしなのでまともに雨を喰らった。すでに事務所を出て10分、ワシャは全身ずぶ濡れである。メガネにも水滴がついて、対向車のヘッドライトを受けるとそれが光って前が見えない。暗いと水滴が光らずなんとか道を確認できる。ワシャはなるべく暗い道を選んで自転車を走らせた。ワシャの体感的には豪雨であった。こんな状況で田んぼの中の農道をケッタで走っているのはワシャだけだった。
 でもね、濡れ鼠になって走っているとこれが爽快なんですな。一日のストレスが取れていくというか、清々し〜い!
 家に帰りついたのが午後7時、ビショビショなのでそのまま家には入れない。あいにく家には誰もいなかったので、体を拭くタオルを取ることもできなかった。仕方がない。自転車置き場で服を脱いで、半裸の格好で家の中に踊りこんだ。もうそのまま風呂場に直行するしかない。湯は自動で入れてあったので、そのまま頭からザブン。ホッとしたのじゃ〜。