オートガイネフィリア

 福井県立大学の島田名誉教授が「オートガイネフィリア」についてお話されていた。これが興味深い情報だった。簡単にまとめると、この間、長島温泉の女子風呂に入った「自称女」の男のことで、女装している、髪型も女性っぽい、あるいは「長島温泉男」はそこまでいっていなかったかもしれないが、乳房まで造って上半身だけ見れば女の人になる。しかし、下半身には男性器があり、最終的な性的満足は男性器の射精によるもの、これが「オートガイネフィリア」、日本語では「自己女性化性愛症」と言うのだそうな。

 要はこのオートガイネフィリアが、「股間を隠して」女子風呂に入ってきても、誰もとがめられない。そして性的対象者のオートガイネフィリアは、女性の裸を眺めながら湯船の中で性的満足を得るということ。こんな気持ちの悪いことを許せますか!

 皆さんの奥さん、娘さんが、女性のかたならあなたが、的にかけられているのですよ。LGBT理解促進法だか何だか知りませんが(知ってますけど)、このクソ法に守られた変態男のオカズにされてしまうんですよ。

 チ○コをぶっ立てていても「わたしの心は女なの。性器がついているのは肌が弱くて手術ができないからなの」という言い訳をして、はいお仕舞い。

 そいつの脳裏には、皆さんの奥さん、娘さん、あなたの裸体イメージが残っているにも関わらず。

 我々庶民はこんな専門的な「オートガイネフィリア」を知らなくてもいいけれど、少なくとも選良の議員が、あるいは最高裁の判事たちが、そういったことを何も知らず、アメリ日教組の親玉のようなバイデン夫人に騙されて、何も勉強せずにLGBT法なるクソ法に賛意を示してしまった。

 おそらく三河の庶民でしかないワシャより、「オートガイネフィリア」のことを知っている東海地方の自民党の国会議員はいないだろう。辛うじて野党で国民民主の大塚耕平参議院議員か、立憲民主の重徳議員くらいが勉強している可能性はある。

 岐阜5区の四世議員の古屋氏はまったく知らないから、クソ法推進の先頭に立ってしまった。世襲議員のバカを露呈してしまったね。

 

 世襲の話になったんで、ちょっと触れておきたい。現在、どれほど世襲が増悪しているか?

 ワシャの手元にちょっと古いが2009年に出された『世襲議員ゴールデン・リスト』(データハウス)という本と、もう一冊は最新の『国会便覧』(シュハリ・イニシアティブ)がある。これを参考に調べると、やはり総理大臣まで進んでいる家系は強い。群馬4区の福田家は当代が五世議員の達夫氏で、彼の高祖父(曾祖父の父)、曾祖父2代が群馬県金子町町長を務めている。祖父の赳夫氏があの有名な「人の命は地球より重い」という迷言を吐いた阿呆。父康夫も首相で親中バリバリ。親族にも政治家が何人もいて福田宗家は5代を政治家で食っている。

 東の横綱福田家に対し、西の横綱は福岡8区の麻生家である。元首相で現役の太郎氏で5代目。こちらはなんと高祖父に明治の元勲大久保利通というからすごい。太郎さんの年齢(83)を考えると本来なら六世がいてもいいのだろうが、いろいろとお家の事情があるのかも。

 福岡にはもう一人五世という人がいる。6区の鳩山二郎氏である。高祖父が衆議院議長、曾祖父が首相、祖父が外務大臣、父が総務大臣、伯父が首相というからこれまたすごい政治家一家である。

 おっと、嫁だったので見過ごすところだった。山梨2区の堀内詔子氏である。詔子氏、富士急行オーナー一族に嫁いで、この華麗なる一族のメンバーになり、義父の後を継いで衆議院議員になった・・・と、ここまで書いてきて「あっ!」と声を上げてしまった。

 この人も大久保利通を高祖父の父にいただいている。父、祖父、曾祖父、高祖父・・・その上の「高祖父の父」のことを示す日本語が存在しない。だから高祖父の父としか書けないのだ。それほど過去から政治家・実業家として山梨に君臨する名家で、なななんと、嫁とはいえ詔子氏、六世議員なのである。いやぁ堀内家がダントツのトップですね。幕末の混乱期から令和の時代まで、一つの家がある政治に影響を与え続け、地域に君臨するって、江戸時代のお大名と何も変わらないですよね。そしてそのご一統さん方もお歴々が揃っている。国会議員などはぞろぞろいるし、内大臣の槙野伸顕や首相の吉田茂、麻生家や医業の大家武見家とも親戚だ。

 六世が出ちゃうと四世、三世なんてかわいいものですね。でも列記しておくと、四世には神奈川11区の小泉進次郎氏、15区の河野太郎氏、岐阜3区の武藤洋治氏、5区の古屋圭司氏がいる。まだ見落としがあるかもしれないが六世を見てしまうと、たかが四世など探す気になれない。いわんや三世をおいてをや。

 もう三世なんか自民党議員にはうじゃうじゃいて、これではまともな政治なんてできないのは自明の理。安倍晋三という宰相が例外中の例外であることを考えれば、世襲は民主主義に反した大名制度の延長にあると言える。

岸田政権(岸田氏も三世)の世襲のお嬢ちゃまたちを見れば解っていただけると思うが、これは悪弊以外の何ものでもない。凡庸な大名どもをなんで我々庶民の六公四民という酷税によって支え続けなければならないのか!

「オートガイネフィリア」を記録のために書いておこうと思ったのが、つい「世襲」という言葉に引っ掛かって「ちょっと触れる」が長くなってしまった。ごめんちゃい。

 しかし、LGBT理解増進法を通してしまった土壌が、この世襲にあるということを忘れてはいけない。

 日本の政治は明らかに狂っている。