こんなのばかり読んでいると洗脳されますわ

 今朝の朝日新聞「オピニオン」欄の「耕論」が豪華メンバーで笑った。お題は「ジャニーズ問題 社会は」で、3人の識者がインタビューに答えている。

 ひとりは、愛知トリエンナーレで、韓国の少女像を大威張りで展示して、ボロボロになった津田大介氏、評論家の呉智英さんからは《こうした少女像のどこが「表現の不自由」なのか。津田大介ら破廉恥な運動家連中がわざわざここで表現の不自由を作り出したのだ。ありもしない交通事故を作り出す「当り屋」商売と同じである。》と、酷評を去れていた。その人が久々の朝日紙面にご登場だ。さて、ジャーナリストを名乗る津田氏、どんな切り口で「ジャニーズ問題」を切っているのか、楽しみだなぁ(笑)。

 内容に入る前に構成を見てみよう。全体は22文からなっている。そのうちの6文が「思います」で終わっている。ジャーナリストが「思って」ばっかりじゃダメじゃん。事実を指摘してよね。「ゆがめてしまった」というのも3か所出て来るし、「自浄作用」、「自己検証」も各2回。その間を埋めたのは、ニュースや週刊誌ですでに紹介されている問題が羅列されていて、目新しい指摘や提案はなかった。さすが津田氏。期待を裏切らない。

 もう一人が、やったー!伊藤詩織氏だった。この人の肩書もジャーナリストなんですね(笑)。すごいな朝日、ある意味で横綱そろい踏みではあ~りませんか。

 伊藤氏の文章は24文、その中に「思う」は2つだけだから津田氏よりはまともな文章だ。ただ、やはりこの人、ジャーナリストと言いながら、自分の足を食っていきている人なので、今回も「私が性被害を受け、告発した時も同じ」、「私の告発についても、不起訴になったから」とか、自虐ネタを挟んでいる。いやはや、もうそんな過去の自分の話を持ってこなくても、ジャーナリストなんだから、時事の最新ネタで「ジャニーズ問題」を語ってほしい。伊藤氏が「性被害を受けた」と主張する、山口敬之さんは、不起訴になっていることもあって、すでに「伊藤問題」など過去の話になっている。今では、月刊誌に「安倍暗殺の謎」という連載をもって、積極的に新たな問題に取り組んでいる。これがシンのジャーナリストであろう。いつまでも自分の下半身問題を引きずっている場合ではない。ジャーナリストとして目から鱗が落ちるようなスクープを見せてくれ。

 ある意味で、「耕論」欄で、津田大介氏と伊藤詩織氏が並んでいるのは、きわめて象徴的であった。彼らがジャーナリストなら、大概の人はジャーナリストと名乗ってもよさそうだ。

 もう一人は、日弁連のバリバリ活動家の女性で、思想的には津田氏や伊藤氏のようなあまちゃんではない。

 いやはや、朝日新聞、赤の面目躍如だ。