自民党ご一行様の「フランス旅行」の行程が見えてきた。
1日目にパリに着いて、そのまま夕食会。ホテルで1泊目。
2日目、スーパー買い物、エッフェル塔見物、国会見学。ホテルで2泊目。
3日目、保育園視察、ルーブル美術館、シャンゼリゼ通り散策、フランスの日本大使館で講義。その後夕食会。
4日目(最終日)、午前中は自由行動。午後のフライトで日本にもどる。
5日目、日本に到着。
おいおい、どこに議員としての仕事が挟まっているのか?視察と言っていいのは3日目の「保育園視察」だけだぞ。これは半日(4時間)くらいをかけて見てくる、聞いてくる、でなければ意味がないし、役に立たない。ルーブル、シャンゼリゼ、大使館も夕食会までにこなさなければいけないので、昼食を外して7時間を4か所で割ると、1か所当たり1時間45分。当然のことながら移動時間もあるし、トイレ休憩もあるから、そこから何分間は差っ引かれることになる。まともな議員の視察は1日2か所というのが定番である。それを4か所(観光も視察として)って、どだい無理でしょ。
これを視察研修といったら、普通の視察研修に失礼だわさ。
それにしても「自民党女性局」
という組織がよく解らない。名簿を見てくだされ。
https://women.jimin.jp/member/
局長は1人。松川るい局長、これはいいですわ。局長代理が2人、1人は沖縄出身なのに、沖縄基地問題を知らない今井議員、まあ代理が2人、これもいいでしょう。
ここからがなんのこっちゃ?なんですが、次長という肩書を持つ国会議員が33人もいる。局長、局長代理以外のメンバーはぜ~んぶ「次長」って、組織的におかしくないでしょうか?自民党、日本語が理解できているのだろうか?
「長」って、そもそも「多数の人の上に立つ人。多くの中で、もっとも主だった人。かしら、おさ」ということでしょ。そこに「次(つぎ)」が付くということは、「長の次の人」ということで「多数の人の上に立つ人の次の人」ってことでんがな。ネクストバッターズサークルに33人も入っていたら変でしょうが。
このよく解らない平等主義のようなものが自民党に蔓延っている。その事例は国政でも地方議会でも、枚挙にいとまがないが、ここでは触れないでおく。
とにかく、組織としてきちんと機能させようと思うなら、まともな形にしなさいよ。まずは、次女を同行させ、大使館員に世話をさせた事実を隠していた松川局長が局長を辞めるだけでは済まされめぇ。議員も辞職してさっぱりしなせい。局長は局長を代理する今井議員ではどうしようもなさそうなので、もう1人の局長代理を局長に。して次長はせいぜい2人くらいにしておけば?
あるいはいっそのこと、なくしてしまうこともありだろう。こんなことをやっている組織なんて税金と時間の無駄だって。