臭いものに「臭い」と言うことが憚られる社会って歪だと思う。バカに「バカ」と指摘することができない社会ってどこか狂っていないだろうか。
《トレカ客の悪臭対策で消臭剤大量買い&入浴呼びかけ ブックオフ店舗が投稿も謝罪...広報「配慮に欠けた」》
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5ec4a6a92ed561513e3fee2a7afda7f00e90e00
ブックオフでは経験したことがないけれど、図書館ではよくある話である。ホームレスが避暑にやってくるのだが、これがとんでもなく臭い。雑誌コーナーで涼んでいるわけなんだが、周囲に酸味臭と腐敗臭が混ざったような臭気を放って、他の利用者を寄せ付けない。この男に「あんた臭いよ」と注意することが、今の風潮では「弱者差別」ということになる。普通に暮らしている健全な市民が我慢を強いられ、風呂にも入らず、洗濯もせず、だらしなく生きているごくわずかな「浮浪者の図書館で涼む権利を侵害するとは何事か!」と共産主義亜流の人権派どもはクレームをつけてくる。
ブックオフでも、少数の臭気を放つ不潔なヤツ側に立ってしまってはいけない。大多数の利用者の快適な空間をつくってこそのブックオフではないか。ワシャはトレカコーナーへは行かないのでそこでの状況は判らないが、古書ブースで臭気が漂うと、商品が古本であるだけに、本そのものが不潔なような気がして、購買意欲が薄れるのではないか。
公共マナーを守らない臭気男なんぞに、ブックオフで涼む「権利」など認めるべきではない。
記事を見てみよう。
《「【店舗からのお願い】トレカコーナーにて悪臭が漂うとのご報告が多数寄せられております。毎日お風呂に入る等の対策をお願いします」とツイートした。「お客様の体臭が気になるとのご報告を受けた場合は、大会の参加、販売・買取をお断りさせていただく可能性がございます」と協力を呼びかけ、続く投稿では、消臭剤を買い足したと報告した。》
なかなかウイットに富んだ「お願い文」ではないか。臭いヤツに直接、「お客さん、臭いですよ」と言えば恥をかかせることになるけれど、「毎日、お風呂に入ってくださ~い」と全体に呼びかけることに問題はない。「気配りをしましょう」と言っているだけなのだから。
続く投稿で《消臭剤を買い足したと報告》するなんざ、この店員、なかなかの人材と見た。ブックオフが謝罪したというが、このユーモアのセンスのある店員を責めてはいけない。ビッグモーターのように降格するようなことをしてはダメだ。
根本的に悪いのは、風呂にも入らず、臭気をまき散らした、公共心の欠片もない輩なのだから。
LGBTの「T」の内、変態性を兼ね備えた「通産T」の権利擁護をする連中に配慮し過ぎると、このブックオフの対応のようになる。「変」なヤツには「変だ!」、「臭い」ヤツには「臭い!」と言える普通の社会を取り戻さなければいけない。
このユーモアのある店員はいい。しかし、たちの悪いブックオフ店員もいる。例えば、書籍の配架をしているときに、ワカゾー店員とネーチャン店員が、ベラベラと私語を続けている。周囲に臭くない客がいるにも関わらず。
あるいはブックマーケットやオフハウスでは、持参したレジ袋を「よろしいですか」と受け取ってくれて、その中に商品を入れてくれる。ブックオフではそういったことが一度もない。ビッグモーターではないけれど、ブックオフも店舗ごとに店員の対応を教育し直したほうがいいだろう。もちろん、店員対応のいいところもある。一概ではないので、経営陣の経営手腕が問われることになる。けしてビッグモーターの轍は踏んではいけない。