地方議員について考える

 ネットにこんなニュースがあった。

《新宿区議選で0.299票差落選の珍事 名字のみの「中村」票4票を2人に配分…共産・中村尚之氏が次点で涙のむ》

https://news.yahoo.co.jp/articles/dd619e60f87fc8bf3c1bb88a1524553c17ee261f

 按分票というものがあるから、こういう結果もありうるので、それほど驚かなかった。でもね、共産党候補2人が1568票で並んだというところに興味をそそられた。よく公明党がやることなんだけど、創価学会票をきっちりと割って、見事に全員当選をしてくる。ワシャの地元でも100票くらいの差できっちりと収めているから大したものだ。新宿区議選で共産党が同数で競っているのを見て、「ははぁここでも票を割っているのか」と思って、ここを確認した。

《【開票結果・確定】新宿区議会議員選挙》

https://www.city.shinjuku.lg.jp/kusei/senkyo_kaihyo_r05kugi.html

 この開票結果を見ると、共産党が票をきっちりと割っているということはなさそうだ。たまたま38位と39位で同数という偶然が起きただけみたいね。

 そのことはそれで納得したんだけど、この結果を見て別のことに驚いた。38議席の中に7人も共産党がいるんですな。公明党が8人もいて、こちらは全員が2000票前後のところに固まっている。割ったね(笑)。

 いやはや38議席に60人が立候補していて、地方の抱える「議員のなり手不足」なんてのはどこ吹く風。さすが新宿区、ネームバリューもあるので人材には事欠かないか。いや、事欠いているよね。公明党8、共産党7ってこれは恐ろしい数字だと思う。

 新宿区、面積が18.22㎢。議員1人当たりの担当区域は700m四方ということになる。新宿御苑新宿中央公園、都庁周辺のビル街、早稲田や学習院などの大学の敷地を差っ引くと、議員の担当面積はさらに減る。インフラにしたって国家威信をかけて国や首都が整備するから行き届いている。守備する面積としては小さなもので、この守備範囲で1000万もの報酬が必要だろうか?みんな独裁政権共産党公明党に吸い上げられまっせ(笑)。

 基本的に、地方議員の数が多過ぎる。そして一部の議員の報酬が高すぎる。定数削減と高給報酬の見直しを考える時期にきていると思う。