モノのいいなり手は不足かも(笑)

 今朝の朝日新聞地方版。

《「なり手不足」どう解消 議員報酬増でもなお深刻》

という記事があった。朝日新聞は5月から新聞購読料を値上げするのだが、ネットの情報提供とかサービスについては低下する一方で、真剣に購読を中止しようかと思っている(怒)。しかたがないので、他の新聞社の記事を一応貼っておく。

《なり手不足の解消になる? 地方議員の報酬アップ、「高すぎる」批判くすぶり広がらず》

https://news.yahoo.co.jp/articles/9158ad995a0f2532b128e33d7f3f1c846ca4f1c5

 ワシャは朝日の新聞紙の記事を引いて書いていく。

《「選挙に出ると決めてから、報酬を知ってびっくりしました。今までの手取り額と同じくらいしかない」公務員を辞めて、県内の議員選に挑戦している30代の男性は驚きを隠さない。》

 おいおい、ニイサン、公務員をやっていたんでしょ。「出ると決めてから」びっくりしてどうするの?そんなもの、公務員現職の時に「議員の報酬額くらいは調べておけよ」という話で、こういうコメントをするこの程度の人材は要らない。元公務員といってもモノは悪かったんでしょうね。

 この30代元公務員の候補者は続けて言う。

《落選すれば、完全に無職になることから、「議員にもそれなりの生活保障があるべきではないか」》

 記事の文章もおかしいし、元公務員候補者の発言も変だ。「落選すればただの人」で、なんでただの人に「生活保障」をしなければいけないの?

 まあバカの話はどうでもいい。記事の見出しにある「なり手不足」について触れたい。今回の愛知県内の市議選の状況をざっと見てみよう。面倒くさい人はすっ飛ばしてね。

 

豊橋 58万5千円 定数36-候補48 

一宮 54万5千円 定数38-候補49

瀬戸 45万1千円 定数26-候補31

半田 46万円   定数22-候補24 

春日井 53万6千円 定数32-候補44

豊川 47万9千円 定数30-候補36

津島 41万7千円 定数18-候補19 

安城 48万円 定数28-候補38

蒲郡 45万7千円 定数20-候補23

犬山 47万2千円 定数18-候補22 

常滑 39万2千円 定数18-候補21(1万2千円減)

江南 45万円 定数20-候補29

大府 45万8千円 定数19-候補25 

知多 44万8千円 定数18-候補26

尾張旭 42万6千円 定数20-候補23

高浜 36万1千円 定数14-候補15 

岩倉 43万1千円 定数15-候補19

豊明 40万5千円 定数20-候補24

日進 43万円 定数20-候補28 

みよし 38万5千円 定数20-候補26

あま 40万5千円 定数22-候補26

長久手 36万7千円 定数18-候補24

 

 少なくとも愛知県の市議会議員選挙においては、なり手は多いと言える。奥三河の町村で10万円台のところがあるけれど、市であれば最低の高浜市36万1千円から最高の名古屋市84万1500円あり、前回無投票になった知立市でも40万5千円報酬がある。なり手不足ということで、前回選挙から報酬を増やしたという自治体も多く、県内で12を数える。しかし、そんな中、常滑市は1万2千円の減額をして39万円にしているところもある。

 報酬が安いと若手が議員職に魅力を感じずに優秀な人材が集まらないということも一理はある。でもね、愛知県や名古屋市など97万円、84万円の報酬を出したってあの程度のものだわさ。必ずしも報酬イコール優秀な人材ということでもない。

 例えば、ある市議会で月額40万円をもらっているとしましょうか。その40万で必死に働いている人もいる。趣味で働いている人もいたりして(笑)。しかし、期数の多い議員の中によく見受けられるのだが、徹底的に手を抜いている者がいる。議会と自分の委員会には辛うじて顔を出すだけで、他の委員会には顔を出さず、行政視察も断っている。議会以外の用務で市役所に足を運んだことがないという凄いヤツがいる。じゃあ地元でなにかの活動をしているかというと、公のことには無関心で自身の仕事ばかりに励んでいるというトンデモ議員もおられる。

 その人などには月額5万円も支給しておけばいいのではないか。5万円でも出し過ぎだと思うけど(笑)。ことほど左様にいい加減な議員も多い。

 

 さて、ワシャが注目している選挙区がある。「選挙公報」も熟読しているが、突っ込みどころ満載で笑いが止まりません。

 とはいえ選挙期間中なので、結果が出てからとやかく言いたいと思います。選挙は傍から楽しんで見ているのが一番ですね。