海の深さ

 今朝の朝日新聞トップがこの記事だった。

《海底100メートル、ヘリと隊員数人か 飽和潜水きょう再開 陸自事故》

 しかしネットの朝日記事は有料なので、毎日新聞を引いておく。

《専門家「機体引き揚げ難しい」 レコーダーの状態も鍵 陸自ヘリ不明》

https://news.yahoo.co.jp/articles/7e6c259e3033755bb5b5192595c6f314b7bbf148

 とにかく見つかってよかった。隊員の発見を待っているご家族にためにも一刻も早い機体引き上げを期待したい。

 

 さて、この事故後の捜索活動を見ていて、日本の国防について考えた。

 伊良部島の眼と鼻の先にあるはずの機体を見つけるのに1週間もかかっている。海底探査というものがどれほど困難なことかが垣間見えた。レーダーで捕捉できず、ソナー探査でも突起を見つけるのが精一杯で、水中カメラを入れて初めて機体の確認ができるという状態だ。

 つまり、ことほど左様に海底という場所は人間界から遠く見えないところということである。

 北朝鮮というとんでもない独裁国家ICBMを進化させて日本の上空に飛ばしている。支那は飛行禁止区域を日本のEEZ上空に設定し、「ロケットの部品が落ちるかもしれないアルヨ」と通告してきた。

 こんな反社国家に銃口を突き付けられて、外相がニソニソ笑いをしている国がどこにあるのか!ここにあるんですよ(泣)。

 そこで提案である。日本は海に囲まれた海洋国家である。そして、その海域を守る海上自衛隊には、優秀な潜水艦群がある。「おやしお」型から「そうりゅう」型、現在は「はくげい」型の整備を急ぎ、日本周辺の海に潜んでいる。

 日本の潜水艦は残念ながら原子力アレルギーバカどものせいで、原子力潜水艦が導入できない。支那は原潜を持っているんですよ。にもかかわらず日本は持てない。

 ここが日本の阿呆なところで、原子力潜水艦にミサイルを搭載して、海に沈めておけば、きわめてレベルの高い抑止力となるんですわ。

 目の前の海に沈んでいるはずのヘリコプターを見つけるのに苦労するくらいだから、もっと広域で水深のあるところに配置しておけば、まったくキャッチできないので、敵から見ればこれほどの脅威はないわけだ。

 川崎重工が潜水艦を造っている。原子力潜水艦もなんなく造るだろう。最新鋭の「はくげい」型で700億円くらいの話だ。田舎町の駅前区画整理でもそのくらいの予算がかかる。そこに、もうちょっと予算を追加して、「はくげい」型原潜を30隻も造って平壌沖の黄海に沈めておけば日本の安全保障は各段に飛躍する。

 もうそろそろ政治家の皆さんも、まじめに日本の安全を考えようよ。奈良で身内いじめをしている場合か?